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大手音楽事務所のアミューズがコミック分野に注力する理由

2024.09.18

大手も泥くさく成果を求める時代に

アミューズはコミック配信サービス「まんが王国」を運営するビーグリーと協業を開始。2023年7月から小説コンテストの受付を行いました。イラストやマンガの投稿プラットフォームを展開するピクシブともタッグを組み、2024年1月にマンガコンテストを実施しています。このコンテストは妖崎由弦さんの作品が大賞を受賞しており、イヤードラマ化を確約。コミカライズ後はアニメ、ドラマ、映画、舞台などのメディアミックスを狙うといいます。

HykeComicとアミューズが共同制作を行った「夫の家庭を壊すまで」はLINEマンガの総合ランキングで1位を獲得。2024年7月からテレビ東京でドラマ化されました。

アミューズには俳優やタレントも所属をしており、テレビ局や舞台制作会社などとは深いつながりがあります。アミューズ主体で人気IPを生み出すことができれば、メディアミックス展開を迅速に行える下地はすでに備わっているのです。

コミックなどの開発には厳密なKPIを設けているのも特徴。2024年3月期は開発作品数20という目標に対して、27と大きく上回る結果となりました。

アミューズはアーティストやタレントの育成に関するノウハウは十分に有していますが、IPの開発は端緒についたばかり。できるだけ多く作品を生み出し、ノウハウを積み上げると同時に数で当てる確率を上げる戦略には納得ができます。

そのやり方はベンチャー企業のように泥くさくもあります。

時代の変化は早く、大手企業も従来の事業展開だけでは生き残ることが難しくなってきました。新しい事業展開に向けて真摯に取り組めるその姿勢こそが、アミューズという会社の強さだといえるでしょう。

文/不破聡

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