「マルチエキューブ」は2026年度までに1000台・3万口の設置を目指す
JR東日本グループは、同社が「変革2027」に掲げる「日常生活における時間価値を高めるサービス」の実現を加速させるべく、ロッカーの多機能化と駅の物流拠点化を推進している。
多機能ロッカー「マルチエキューブ」
多機能ロッカー「マルチエキューブ」は「1台4役」(予約・預入・受取・発送)を目指してきたが、今回、預けた手荷物を、宿泊先のホテルに当日配送するほか、自宅等へ配送するサービスを開始。
宅配便の受取サービスを、さらに拡大するほか、検索・予約機能の更なる機能拡充を行ない、「マルチエキューブ」の1台4役が完成する。
同社によれば、「マルチエキューブ」は駅ソト、レジャー施設、商業施設問わず、日本全国への設置を推進して、2026年度までに1000台3万口の展開を目指しているという。
■「マルチエキューブ」が目指す姿
多機能ロッカー「マルチエキューブ」では予約・預入に加え、宅配便の受取サービスなどを拡充してきたが、今回発送サービスが開始となる。
駅のロッカーを活用しホテルに立ち寄ることなく、手ぶらの観光や出張が可能になるとともに、発送の予約ができ、ロッカーを探す手間が軽減する等、旅や出張がますます便利に豊かになる。
同社では「さらに今後は各企業さまとの連携を強化し、商品・サービスをスマートにどこでも提供できる世界を実現していくことで、お客さまの時間価値を高めてまいります」コメントしている。
■マルチエキューブWEBサイトおよび予約料月額定額サービス「プレミアム会員」を本格稼働
マルチエキューブWEBサイトを新たに立ち上げ、検索・予約機能の更なる拡充を行なう。通常の預かり料金に加え、予約料(500円)を支払うことですべてのマルチエキューブの予約が可能となる。
また通常の会員制度に加えて月額500円を支払うと予約料無料などの特典を受けられる「プレミアム会員」制度を本格導入する。
同社では「これによりロッカーの事前予約の利用拡大を推進し、より多くのお客さまの日々の移動や旅行をより快適にしていきます」と説明している。
<通常会員とプレミアム会員の比較>