今後の展望
今後はスタッフコーディネートのみならず、スタッフブログやスタッフレビューなどコンテンツ幅を広げ、ユーザーの体験価値を最大化していく。
また、同社が提供するモデルやスタッフコーディネートの顔をユーザー自身の顔に差し替えることで、着用時のイメージをより明確化。
さらにオンラインでの商品購入を促進するサービス、「FaceChange」機能と連携することにより、オンラインでユーザーが洋服を購入する際の「自分に似合うかどうかわからない」という不安が解消され、ユーザーに近い体型スタッフのスタイリングを自身の顔に変えることで、よりリアルな確認が可能になる。
同社では「利用者にとっての各ECコンテンツを、更に最適化された体験へと導き、ユーザーの利用価値を高めていきま」と説明している。
■株式会社バニッシュスタンダード代表取締役 小野里寧晃氏からのコメント
STAFF STARTは評価と報酬を還元する文化を創り、店舗スタッフのEX(従業員体験)向上を支援していく中で、スタッフの皆さまが最も喜びに感じることの一つに、「お客様に感謝されること」があるという結論に辿り着きました。
よりたくさんの店舗スタッフが、自分を求めているお客様に出会える世界を作っていきたい。そのために、サイズ選びという多くの方々が接客を求めているテーマで連携を進めることができ、嬉しく思います。
お客様が、自分自身にスタッフとの出会いの精度を高める、自分を必要としてくれるお客様に出会えるコンテンツの幅を広げるなど様々な手法で、ともにサービスを成長させてまいります。
■株式会社メイキップ代表取締役 柄本真吾氏からのコメント
昨今D2Cアパレル業界は再編が活発に行われ、新たなステージへと進み出しています。そこで我々ファッションテックベンチャーも、よりリッチできめ細やかなサポートがECユーザー、アパレル企業どちらからも求められています。
この度、スタッフコーデ市場を牽引しCX、EXに取り組むSTAFF STARTとNo.1サイズレコメンドエンジンであるunisizeから派生したaunn Personalizationが連携させていただき、大変嬉しく思っております。
これを機に、バニッシュスタンダード社と共にアパレルEC業界のパーソナライズを当たり前にすることによって、アパレルECにおける最大の課題である「似合うか問題」と「サイズ問題」の改善に大きく貢献できると考えています。
アパレル各社にとっても、スッタフの皆さんにとっても、そしてECユーザーにとっても、パーソナライズされた環境下での最高のユーザー体験を追求していく所存でございます。
■aunn Personalizationについて
「aunn Personalization」は、ECサイト利用者の体型と好みを解析し、ユーザーにマッチするスタッフコーディネートなどの「コンテンツ」をパーソナライズするサービスだ。
これは、メイキップ社が提供するECサイト上で簡単な質問に答えるだけでより良いサイズを推奨するレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」の、日本国内300サイト・200万MAU(Monthly Active Users)という膨大なデータ量による、独自のマッチングロジックが使用されている。
■スタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」について
「STAFF START」は、店舗スタッフによる自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするスタッフDXツールだ。スタッフのオンライン接客を通じたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。
店舗スタッフの活躍・評価の場が広がることで報酬増加やキャリアアップが実現でき、EX(従業員体験/エンプロイーエクスペリエンス)向上に役立てることが可能だ。
導入しているブランド数は2600を超え、アパレルや化粧品、家具・家電、雑貨、食品、サービスなど多様な業種・業界に広がっている。2022年9月から2023年8月の間に「STAFF START」で作成されたコンテンツを経由した流通経由売上(※)は、1748億円を達成したという。
※流通経由売上:各社ECサイトにおいて、STAFF STARTで投稿したコンテンツ経由で購入された売上。複数のコンテンツを経由した場合は最後に見たコンテンツのみを計上した総額。
関連情報
https://www.v-standard.com/
https://makip.co.jp/
構成/清水眞希