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日本ではあらゆるシーンで幅広く使われている「頑張ります!」というひと言。
「頑張ります」を英語で表すには、どう言ったら良いのでしょうか?
今回は「頑張ります」に近い英語の表現を9つご紹介します。
「頑張ります」は直訳できない
日本では「頑張ります」はお決まりのフレーズと言えるほど、さまざまな場面で広く使われています。
ですが、この「頑張ります」は日本独特の言葉であり、英語ではこれにピッタリと当てはまる表現はありません。
「頑張ります」の意味
まずは私たちが日常的に使っている、「頑張ります」の具体的な意味合いを掘り下げてみましょう。
「頑張ります」と言うシチュエーションは、次のようなケースがあげられます。
物事に対する自身の意欲や心意気を表明する時や、目的に対して努力することを約束する時。
そのような状況で「頑張ります」を使っています。
しかし、その時々で「頑張ります」に含まれるニュアンスはさまざまです。絶対にやり遂げるという自信を持って「頑張ります!」と言うケースや、「(難しいけれど)頑張ります」と、“努力をします”という意味合いで使うケースなど、「頑張ります」にもさまざまな背景があります。
英語で表す場合には、そのニュアンスの部分を具体的に伝えることがポイントになります。
英語での「頑張ります」9選
「頑張ります」のニュアンスに近い、9つの英語フレーズをご紹介します。()内は日本語訳です。
【1】「I’ll do my best.」
「I’ll do my best.」(ベストを尽くします)
日本語の「頑張ります」を表すのによく使われる表現です。
「do one’s best」は「最善を尽くす」、「全力を尽くす」等の意味を持ちます。
“自分のできる限りの努力をする”、という意思表示になるフレーズです。
【2】「I’ll try my best.」
「I’ll try my best.」(ベストを尽くせるように、挑戦します)
こちらは上記でご紹介した「I’ll do my best.」によく似ていますが、少しニュアンスに違いがあります。
“do”の代わりに“try”を使うことで、「できるかわからないけれど、やってみる」、「とりあえずやってみる」という意味合いが加わります。
成し遂げられるかどうか分からない、困難な状況であるけれど「頑張ってみます!」というニュアンスです。
【3】「You can count on me.」
続いてはかなり自信がある時の「頑張ります」をご紹介します。
「You can count on me.」(私に任せてください)
「count on 〇〇」は「〇〇を頼りにする」「〇〇を当てにする」という意味です。
「You can count on me.」 は「私を頼りにしてください」ということになり、成し遂げる自信に溢れた「頑張ります!」を表現できます。
【4】「You can leave it to me. 」
「You can leave it to me. 」(私に任せてください)
「leave A to B」で、「AをBに任せる」という意味になります。
成し遂げる自信があることを表せるフレーズですが、カジュアルな表現なので使う相手は選びましょう。
【5】「I won’t let you down.」
「I won’t let you down.」(ガッカリさせません)
「let you down」は「あなたをガッカリさせる」という意味です。
“ガッカリさせない”、つまり期待に応える自信があることを表現するフレーズです。
【6】「I’ll give it a shot.」
「I’ll give it a shot.」(やってみましょう)
「give it a shot」は、できるか分からないけれど、「やってみよう」という意味の表現です。
初めてのことなどに挑戦する際や困難なシチュエーションなどで、「結果がどうなるか分からないけれど、試してみましょう」というニュアンスになります。
【7】「I’ll get it done.」
「I’ll get it done.」(私が仕上げます)
「get 〇〇 done」は「〇〇を仕上げる」、「〇〇を終わらせる」という意味です。
タスクを成し遂げる自信があり、それを相手に宣言するときに使うフレーズです。
【8】「I’ll do what I can.」
「I’ll do what I can.」(私にできることをやります)
「what I can」は「自分ができること」と言う意味です。
つまり、出来るかどうか分からないけれど「私にできるだけのことはしてみます」という意味合いを表すフレーズになります。
困難な状況での「頑張ります」の表現です。
【9】「I’m committed to it」
「I’m committed to it」(全力を注ぎます)
ここでの“commit”は「専念する」、「全力を注ぐ」という意味です。
最近では「コミットする」など、そのままカタカナ表記にした形で使われることも珍しくない単語ですね。
やり遂げるまで全力を尽くすという強い意志が感じられるフレーズです。
自信があり、全力で「頑張ります!」と言いたい場合にはこのフレーズがオススメです。
英語での「頑張ります」は“自信のレベル”でフレーズを選ぼう
日本語の「頑張ります」は英語に直訳はできません。
英語で表現する際には、頑張る“物事”に対しての自信の度合いで、言い方を変化させてみましょう。
文/まなたろう