就職活動に影響したニュースワードは「ChatGPT・対話型AI」や「人工知能・AI」などAIに関する項目が順位を上げる
就職活動に影響したニュースワードについて60個の選択肢の中から選んでもらったところ、前年に引き続き、最も多く選ばれたのは「初任給アップ(27.6%)」だった。
2位は4年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務(19.3%)」、3位は2年連続で「働き方改革(18.4%)」が獲得。
AIに関する項目は4位の「ChatGPT・対話型AI(14.8%)」は前年9位から、5位の「人工知能・AI(14.4%)」は前年6位から、それぞれ順位を上げていた。
ニュースワードが就職活動にどのように影響したかを自由回答で聞いたところ「(初任給アップ)不景気だからこそ少しでも給料の良い会社に行きたいという気持ちが強くなった」「(テレワーク、リモートワーク、在宅勤務)リモートワークが柔軟にできる会社だと志望度が上がった」などの回答が見られ、社会情勢や柔軟な働き方が企業選びに影響していることがわかる。
また「(ChatGPT・対話型AI)ChatGPTを利用して自己分析をしたことがあったから」「(人工知能・AI)AIの手助けによるエントリーシートの作成や企業調べ」といった回答もあり、AIを活用して効率的に就職活動を進めている様子がうかがえる。
■マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員 井出 翔子氏のコメント
理想の人事担当者ランキングでは、数年連続して同じ有名人・キャラクターがランクインしました。
選んだ理由には「話しやすそう」「親身に相談にのってくれそう」「励ましてくれそう」などが挙げられ、理想の人事像として、就活生に寄り添ってくれることを期待している様子がうかがえます。
また、流行った就活用語について、上位はお馴染みの用語がランクインしましたが、初めてランクインした「インターン」「オヤカク」「早期選考」などは、25年卒の採用市場の特徴を感じることができました。
インターンシップの定義改正など前年から変化のあった年でしたが、就職活動期間を自身と向き合う大切な時間とし、より良いファーストキャリアを歩んでほしいと感じます。
調査概要
調査名:「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」
調査期間/2024年7月25日(木)~7月31日(水)
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査対象/2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
調査機関/自社調べ
有効回答数/1,398名(文系男子177名、理系男子321名、文系女子547名、理系女子353名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合がある。
関連情報
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240828_84488/
構成/Ara