一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。
※本記事は技術と人をつなぐテックメディア「in.LIVE」からの転載記事になります。
企画・原作:アステリア株式会社 エバンジェリスト 森 一弥
作画:漫画家 佐倉 イサミ
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マンガでわかる生成AI【第5話】生成AIで時短オタ活ライフを実践!
マンガでわかる生成AI【第6話】メールを書いてみる
マンガで分かる生成AI【第7話】に続く・・・
キーワード解説
漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!
■メールの連携
メールの文面作成は普通にプロンプトで作成してコピペして使うことは可能だが、最近は様々な連携が進んでいる。例えば Google Gemini は許可を与えれば Gmail の内容を参考にした回答ができるようになっている。
■試行錯誤
チャット形式で提供されることが多いLLM(大規模言語モデル)のサービスは、セッション中の内容を踏まえた会話が可能。一度のリクエストで期待した答えが返ってこなくても、何度かのやり取りで期待した答えに近づいていくことも。
トト先生の生成AI塾
トト様:今回はメールの話じゃったの。
トー君:ふむ。メールの文面作成は地味に時間かかるからの。数も多ければだいぶ生成AIで効率化できるかもしれんの。何なら出すところまでやってくれても良さそうじゃったが。
トト様:技術的にはできそうじゃがの。場合によては失礼な文面になる可能性も捨てきれないので、文面の確認を行ってから実際の送付を行ったほうが良いじゃろうな。
トー君:そうじゃな。ただひたすらにコピペしていくというのも芸がないのでは?
トト様:例えば自動的に送付する前に確認のプロセスを入れるのはできるじゃろうし、別の生成AIでチェックするというのもある。いろんな役割や機能をセットしたAIをエージェントというのじゃが、このエージェントを人に見立ててお互い会話させて問題に取り組むというのもやり方としてはあるぞ。
トー君:『マイ◯リティ・リポート』のプリコグや『エ◯ァンゲリオン』のMAGIみたいじゃの~。
原作者・森 一弥のオマケ裏話
先日、とある企業の社長さんとお話する機会がありました。比較的高齢の社長さんでしたが、お仕事柄、海外のビジネスパートナーとやりとりすることが多く、最近は生成AIでメールの文面を作ってもらっているとのこと。単に翻訳ツールの代替というわけではなく、自分や相手のプロフィールやこれまでのやり取りなどを指示してから文面を作ってもらっているそうです。相手からは今までで一番完璧な文章だったと言われたのだとか。
年齢や職種にかかわらず、積極的に新しい技術を使ってみようという姿勢や、やり方を工夫しているのも尊敬できますよね。
私のXアカウントではマンガの裏話や日々のつぶやきも更新中です。
また、小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」でも生成AIに関するコラムを連載しています。第3回目のテーマは「自分でも始められる!自社用にカスタマイズしたAIチャットツールの作り方」。
お時間のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
森 一弥(もり かずや) https://twitter.com/dekiruco
アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリスト。 テレワーク推進の波に乗り、某有名SFアニメの聖地である箱根に移住。アニメや漫画、甘いものとかっこいいクルマをこよなく愛す、気まま系な技術系エバンジェリスト。 AIやブロックチェーンなど先端技術とのデータ連携を得意とし、実証実験やコンサルティングの実績も多数。見聞きしたことは自分でプログラミングして確かめた上でわかりやすく解説することが信条。 現在は AI や IoTなどの普及啓発に努め、生成AI協会(GAIS)のエバンジェリストとしても活動中。
佐倉イサミ(さくら いさみ) https://twitter.com/sakura_isami
東京在住の漫画家。執筆作品は『29時の朝ごはん』『姫ばあちゃんとナイト』など。 現在『もふっとキャンプ』(トゥーヴァージンズ)『お茶の間スイーツガーデン』(KADOKAWA)を連載中。