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インバウンドが急回復する中で観光業に関連する求人はどれくらい増えたのか?

2024.08.26

日本政府観光局によると、2024年6月の訪日外客数は313万5,600人で単月として過去最高であり、上半期(1~6月)の累計も177万7,200人で、過去最高を記録した2019年同期を100万人以上上回っているという。

こうした中、今年上半期の「観光業」や「インバウンド」に関する求人数はどれほど増えたのだろうか?

Indeed Japanはこのほど、夏の観光シーズンに向けて観光業およびインバウンド(訪日外国人旅行)に関連する求人・仕事検索の動向について調査を行い、その結果を発表した。

観光業に関する求人割合:2024年上半期は2019年以降(各年同期比)で過去最高

Indeed上の観光業に関する求人割合は、2024年上半期(1~6月)は2019年以降(各年同期比)で過去最高となっている。

年別で見ると、2023年同期比では+5.3%のわずかな増加だが、コロナ禍の2021年同期比では約1.3倍(+30.1%)に増加している。また、2019年同期比で+4.9%の増加となっていることから、観光業に関する求人はコロナ禍前の水準まで回復したと言える。

インバウンドに関する求人割合:2024年上半期は2023年同期比約1.2倍、2021年同期比で約2.0倍に増加

観光業の求人のうち、訪日外客対応を想定したインバウンドに関する求人割合は、2024年上半期(1~6月)は2023年同期比で約1.2倍(+20.9%)に増加している。2019年同期比では-14.2%と、コロナ禍前の水準には回復していないものの、コロナ禍の2021年同期比では約2.0倍(+103.9%)に増加しており、コロナ禍後の訪日外客数の増加とともに求人も増加傾向と言える。

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