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20代と40代の転職志望者の6割が「次の転職を見据えた転職活動をしている」

2024.08.22

日本社会において終身雇用は崩壊したと言われ、今は転職が当たり前の時代となった。こうした中、複数回の転職を前提にキャリアを考えている人も多いのではないだろうか?

レバレジーズが運営するフリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス ハタラクティブはこのほど、若者のキャリアに関する実態を把握するため、20代と40代の正社員1,335名(20代:563名・40代:772名)を対象に「現在の転職活動」に関する実態調査を行い、その結果を発表した。

本調査は前編・後編に分かれた発表となり、今回は前編を紹介する。

約6割が、現在の転職活動は「その次のキャリアを見据えた行動」であると回答

今回実施した調査によると、20代の7.8%、40代の5.8%が現在転職活動中(以下、「転職顕在層」と称する)であることがわかった。「応募や選考はしてないが、情報収集をしている(11.2%)」「転職活動はしていないが、転職を計画している(19.2%)」(以下、「転職潜在層」と称する)と回答した割合は、20代の約3人に1人を占めている。

40代においても「転職潜在層」の割合は24.4%となり、約4人に1人となった。

「転職顕在層」及び「転職潜在層」に対して、現在の転職活動について聞いたところ、6割以上が現在の転職活動は、「次の転職を見据えた『転職活動』である」と回答した。

40代においても、6割が「次の転職を見据えた『転職活動』」であると回答しており、定年までのおよそ20年間の間に再度転職することを検討している人が過半数を占めている。転職先の企業に定年まで居続ける意識はかなり低いようだ。

約7割が現在の転職活動で自身の「市場価値を調べた」と回答、キャリアにおける「リセールバリュー」を意識か

「現在の転職活動において自身の『市場価値』を調べたか」という問いでは、20代40代ともに約7割が「調べた」と回答した。20代と比較すると長年キャリアを積んできているはずの40代と同様に、20代も自身の「市場価値」への意識が高いことが見受けられる。

「市場価値」を調べた方法は、「転職サイトに登録」が最も多く、次いで「転職エージェントを利用」と続く。

「転職サイト」には、昨今市場が拡大傾向にあるダイレクトリクルーティングサービスも含まれる。ダイレクトリクルーティングサービスは、求職者が登録した個人の経歴やスキルを見た上で、企業が求める人材に対して直接アプローチを行う。

そのため、スカウトが来た企業を通じて自身の市場価値を図ることができる。今までの経歴やスキルを社外から評価してもらうことができるため、ダイレクトリクルーティングサービスを市場価値のリサーチ方法として活用している人も多いことが予想される。

現在の転職活動が「次の転職を見据えた『転職活動』」と回答した割合が過半数であることからも、多くの人が次のステップに向けた市場価値向上を見据えた、キャリアにおける「リセールバリュー」を意識していることがうかがえる。

実際、「リセールバリュー」について、その言葉の認知度と理解度に関して調査したところ、20代の約5人に1人、40代の約4人に1人が「言葉を聞いたことがあり、意味も知っている(20代:21.8%・40代:26.3%)」と回答した。

最近のフリマアプリの普及やリユースショップの増加により、若者の間で再販価値を重視した、「『リセールバリュー』を意識した消費行動」が広がりつつあると言われている。

20代の「リセールバリュー」の理解度と認知度は、比較的資産価値の高いものの売買に触れる機会が多い40代と比較しても大きな差は見られなかった。20代における「『リセールバリュー』を意識した消費行動」の広がりが、この言葉の認知度にも影響を与えていることがうかがえる。

ハタラクティブ事業責任者・後藤祐介氏からの一言

今回の調査から、終身雇用を前提とした労働市場から、自身の市場価値向上を目指した労働市場へと着実にシフトしていることが明らかになりました。

弊社が運営する若年層特化型の就職・転職支援サービス「ハタラクティブ」のユーザーの中にも、転職において自身の市場価値向上を意識している若者は少なくありません。市場価値の向上には、「特定の市場で高いオファーを得ること」と「様々な市場や多くの企業から求められるスキルを身につけること」の2種類があると考えられます。「ハタラクティブ」のサービスを利用する若者の多くは、後者の「様々な市場や多くの企業から求められるスキルを身につけること」を求めているように見受けられます。

このように、自身の市場価値向上を目指した労働市場へのシフトが進んでいることから、次に転職活動する際の自身の再販価値「キャリアにおけるリセールバリュー」を意識した転職活動が若者の間でトレンドとなりつつあることが見て取れます。

成長意欲の高い若者に対する企業の魅力付けには、長期的に働きやすい環境を整備することはもちろん重要ですが、社内だけでなく社外からも評価されやすいスキルを身につけられる仕組みや取組みをアピールすることが必要不可欠となりそうです。

●後藤 祐介氏・プロフィール

ヒューマンキャピタル事業本部 ハタラクティブ及びワークリア事業責任者

京都大学を卒業後、大手ゼネコンを経て、2012年にレバレジーズへ中途入社。現在は「ハタラクティブ」と障がい者の就労支援サービス「ワークリア」を統括するほか、営業システムの構築や教育制度設計、高校生や企業に向けたセミナー開催など、幅広い業務を担当している。2020年に中小企業診断士に登録。趣味はゴルフ。

<調査概要>
調査対象:現在正社員として勤務している20代と40代の男女1,335名
調査年月:2024年6月25日~6月26日
調査方法:インターネット調査
回答者数:正社員1,335名(20代:563名・40代:772名)
調査主体:レバレジーズ株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社

出典:ハタラクティブ

構成/こじへい

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