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金融市場は揺れ動いたが猛暑やインバウンド消費の影響で7月の国内景気は4か月ぶりに好転

2024.08.18

規模別:4か月ぶりに全規模が改善、「中小企業」は薄く広く上向き

「大企業」「中小企業」「小規模企業」が4カ月ぶりにそろって改善した。「大企業」は5業界が上向いた一方で、「中小企業」は緩やかながら幅広い業界で改善した。「小規模企業」はイベントの活発化や人材派遣などがプラス材料となった。

■「大企業」(48.2)〜前月比0.2ポイント増、2か月連続で改善

すべての規模で設備稼働率が上向いたなかで、投資計画の案件が増加するなど『建設』は2カ月連続で50台を維持した。また新NISAや円安株高も証券業などで好材料となった。

■「中小企業」(42.9)〜同0.4ポイント増、4か月ぶりに改善

緩やかながら10業界中8業界が上向き、幅広い業界で改善した。なかでも「顧客からの発注も少しずつ増加してきている」といった声が聞かれた『卸売』は、4カ月ぶりにプラスへ転じた。

■「小規模企業」(41.8)〜同0.2ポイント増。2か月連続で改善

イベントや映像制作などが好調だったほか、小中学校受験熱の高まりや趣味などへの支出拡大により学習塾や個人教授所の景気DIが50台半ばまで上昇するなど、『サービス』がけん引した。

地域別:7地域が改善、インバウンド消費や建設需要が押し上げ

『北海道』『東海』『中国』など10地域中7地域が改善、『四国』など3地域が悪化。都道府県別では25都道府県が改善、20県が悪化した。好調なインバウンド消費や建設需要の高まりが押し上げ要因となった。他方、『東北』は大雨の影響が下押しした。

■『北海道』(44.1)〜前月比1.3ポイント増、2か月連続で改善

「日胆」「道東」エリアは、厳しい状況ながらも大幅に上向いた。大規模工場の建設や都市再開発、マンション建設などが押し上げたほか、全国で猛暑が続くなか観光需要は好調だった。

■『東海』(43.9)〜前月比0.6ポイント増、2か月連続で改善

域内4県のうち「愛知」「静岡」の2県が上向いた。1年ぶりに全規模が改善し、特に「大企業」がけん引役となった。高操業状態にある自動車関連や大型の建築関連が好調で全体を押し上げた。

■『中国』(43.6)〜前月比1.0ポイント増、2か月ぶりに改善

1年4カ月ぶりに域内5県すべてが上向いた。インバウンド消費が好調なほか、設備投資が進みリース関連も大きく改善するなど、『サービス』は4か月ぶりに50台へ復帰した。

今月のポイントまとめ:猛暑による影響

・ 猛暑により一部業界で特需が発生。エアコンや飲料の売れ行き、タクシーの利用などが好調といった声が複数聞かれた。

・7月、8月はアイスクリーム・シャーベットの支出金額の増加が期待されるなか、乳製品製造の景気DIも上向いている。

調査概要
調査期間/2024年7月18日~7月31日(インターネット調査)
調査対象/2万7191社、有効回答1万1282社、回答率41.5%
調査機関/株式会社帝国データバンク

関連情報
https://www.tdb-di.com/economic-trend-survey/ets202407.php

構成/清水眞希

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