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【テンバガーを探せ】日本のAI市場をけん引するABEJAの岡田陽介CEOに聞く「大規模言語モデル+ロボットの技術」で起きる変革

2024.08.14

変革すべき分野は「すべて」

岡田 と申しますか、現実は「来ないと困る」んです。日本人としてうれしくないことですが、我々の社会は人口動態的に「このままではまずい」問題を多数抱えています。

 例えば介護です。現在、介護を受ける方4人に対し、介護する若い方が1人いる状況です。しかし人口動態上、この割合を維持するのは難しい。じゃあ海外の人にお願いしようと思っても、現状では限界があるでしょう。この問題を解決しようと思ったら、テクノロジーに頼らざるを得ないんです。

 先ほど申し上げたように、介護や保育の仕事は人間でなければできません。しかしAIの力で負担を減らし、1人の介護士さんが、今の倍、8人の方を担当するようにはできるはずです。

厚生労働省などの試算では2025年には認知症高齢者が約700万人に達する一方、介護人材は約32万人が不足する。着実に手を打たなければ「介護崩壊」が現実化し、長寿を誇れる国とは言えなくなるかもしれない。(画像はイメージ)

夏目 今後、どんな分野に注力していきたいですか?

岡田 「すべて」ですね。私が子供の頃、何十年後にはクルマは空を飛び、電車は真空のチューブの中を走っている、といった未来が想像されていたのに、現状、それほど変わっていません。

 そんななか、我々は社会に大きなインパクトを与える事業から行っていきます。当然、介護や育児の問題は市場規模も大きいはずです。そこで我々は、国内2位の規模を持つ介護業者でもあるSOMPOホールディングスさんと業務提携し、介護現場でどのような変革が求められていて、それをAIがどう解決するか考え始めています。また、ロボットを動かすLLMに関しても既に準備を始めています。

 実は、まだほかにこの可能性に気づいている方は多くありません。いち早く、これら技術的な進化のポイントを察知し、事前に準備ができるのも当社の強みです。……実は我々の予想、今までもかなり的中しているんですよ。当社の株に関する企画なら、そのあたりは強く訴えたいですね(笑)。

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