ヒャダインさんが実践している情報収集のルール
【RULE1】アーティストではなくファンを見る
「楽曲を提供したアーティストさんのライブに呼ばれることがあるんですけど、ライブを楽しみつつ、半分以上の時間は観客を見ています。フィールドワークとして、年齢層やジェンダー比、盛り上がり方、服装の傾向などの情報を収集しますね。〝座学〟と組み合わせて自分なりの方程式を作ることが大切です」(ヒャダインさん)
入念なファン分析をもとに楽曲を提供
アイドリッシュセブン発
ŹOOĻ 1stアルバム『einsatZ』収録
「ササゲロ -You Are Mine-」
「〝メンヘラ共依存バキバキ系男子〟の曲は『そういう彼氏がいて困った』という投稿がバズったのを知り、ファンはそういう『事象』に興味があると思って作りました」(ヒャダインさん)
ZOOL©アイドリッシュセブン CD:Arina Tanemura
【RULE2】〝第一フィルター〟の情報を年下の友達から得る
「20歳以上も年下の友人がいて、よく話すようにしています。高田純次さんの受け売りですが、年下の友人と接する時は『説教』『昔話』『自慢』をしないこと。そうすれば、本当に『年が離れているだけ』という関係性になる。一緒にいて楽しいし、僕の知らない第一次フィルターの情報まで教えてもらえるんです」(ヒャダインさん)
年下との会話中でNGの3か条
[1]説教をしない
[2]昔話をしない
[3]自慢をしない
【RULE3】カフェやレストランで街中の声に耳を傾ける
「かつてユーミンがファミレスにいたカップルの会話にヒントを得たように、僕もフィールドワークとして、歌舞伎町のスターバックスにひたすら居たり、街を歩き回ったりしています。どういう人がどんな発言や行動をしているのか、その時々で分析もしていますね」(ヒャダインさん)
取材・文/久我裕紀 撮影/園田昭彦
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