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「失敗したら…」
「あの人の態度、もしかして嫌われている?」
「あのミスはなぜ防げなかったのかな…」
など、過去や未来のこと、またはネガティブな想像を必要以上に考えてしまうことはないでしょうか。
何かを真剣に考えたり、悩んでしまうことは誰にでもあることです。しかし、答えの出ないことを考えて、気持ちまで落ち込んでしまう人は、考えすぎている可能性があります。
本記事では、考えすぎる人の性格の特徴と、考えすぎない思考のコツをお伝えします。
「考えすぎる」とはどんな状態?
冒頭でお伝えした通り、誰にでも、何かを真剣に考えたり、悩んでしまうことはあります。しかし、その考える時間がずっと続き、さらには気分まで落ち込んだり、不安になったり、悲観的になってしまうことがあれば、それは「考えすぎる」という状態と言えます。
考えすぎることで下記のような状態になれば、注意が必要です。
・一度のミスをずっと考えて、また同じことが起こるかもと不安が消えない
・考え事から悲観的になり、何も手につかなくなり日常生活もままならない
・失敗するかもしれないというネガティブな考えから、何かを決断することができない
・うまくいかなかったことが離れず、自分に対して否定的になったり、自分を責めたりする
考えすぎてしまうことから不安や落ち込みが続くようであれば、一度医師へ相談することを考えてみてください。
考えすぎる人の性格の特徴
考えすぎる人には、性格的な特徴があります。ここでは多くの考えすぎる人に共通する特徴に触れていきます。
1.真面目
真面目な人には、高い理想があります。その理想をかなえるために頑張ります。頑張るところは素晴らしいところですが、うまくいかないときには大きなショックを受けてしまい、失敗したことがずっと心から離れなくなりがちです。
もう過ぎてしまったことなのに、反省ではなく、「なぜ失敗したのだろう」、「何がダメだったのだろう」と過去のことを振り返り続ける傾向があります。
2.自分に自信がない
自分に自信がない人は、何かにチャレンジするときに「失敗したら…」と最初に考えてしまいます。
失敗したら…とまだ起こっていないことに対して不安に陥ってしまうと、チャレンジできなくなってしまうこともしばしば。なので、考えるだけの時間が続いてしまいます。
3.感受性が強い
感受性とは、「外界の刺激や印象を感じ取ることができる働き」のことを言います(引用:小学館「デジタル大辞泉」)。
感受性が強いと、周囲や環境からの影響を受けやすかったり、他人の気持ちへの共感力が高かったりします。
最近よく聞く、繊細な人を指す「HSP(Highly Sensitive Person)」も感受性が強い人が多いと言われています。
感受性が強いと、周囲から些細な言動にも敏感に反応してしまいます。そして、最悪のケースを想像します。敏感なので常に周囲の言動に反応しており、想像が続いてしまうといった状態になります。これが考えすぎる原因となります。
また、感受性が高い人は、想像した最悪なケースのリスクを回避しようと頑張ってしまい、疲れやすいといった特徴もあります。
4.人に相談することが苦手
人に相談することが苦手な人も考えすぎる傾向があります。
誰かに相談するという行動は、悩みを他人に共有することや、悩みを口に出すことでその悩みから解放されるといった効果が期待できます。
自分1人の頭の中で考えて解決策が浮かぶ場合もありますが、考えても解決が浮かばなければ考ええ続けてしまい、その状態によって不安がどんどん強くなっていきます。
不安が強くなるとさらに考え続けてしまう、といった負のループに陥ってしまう可能性もあります。
考えすぎない思考のコツ
考えすぎることには性格も関係していて、簡単に思考のクセを変えることは難しいことかもしれません。しかし、下記のことを意識すれば、少しずつですが、考えすぎるのを変えていくことができます。ここでは、考えすぎない思考のコツをご紹介します。
1.人に相談する、または紙に書き出す
考えすぎてしまうと、不安な気持ちが強くなったり、落ち込んでしまったりします。その不安な気持ちは、「失敗してしまうかもしれない」「あの人に嫌われているかもしれない」といった漠然としたものである場合がほとんどです。
そんなときは、悩んでいる内容を人に話したり、紙に書き出してみてください。人に話すことで第三者からの意見をもらうことができ、紙に書くことでその漠然としたものを可視化して客観視することができます。
主観だけで考えると漠然とした悩みはいつまでもそのままで、考えから抜け出せない可能性もあります。その悩みの原因を明確にするために、客観視するクセをつけましょう。
2.「〇〇べき」思考を捨てる
考えすぎるような人は、「〇〇するべき」といった思考を持っています。これは正しいことに必要以上にこだわっているサインです。自分が正しいと思っていることに対してできなかった場合には、必要以上に自分を責めて、後悔し続けます。
正しいこととは、あくまでも主観なので、他人から見たらそうではないことも多くあります。他人が自分の正しいことに対して否定的な言動をした場合、「あの人はもしかして私のことが気に食わないのでは」などと思い込み、その思考から向け出せなってしまう可能性があります。
「〇〇べき」思考を捨てるためには、その〇〇は本当に自分がしたいことかを考えましょう。しなければいけないことではなく、自分の意思でしたいことのみ行動していくようにしてください。「〇〇べき」と思ったときには、自分の意思で「〇〇したい」かどうかを考えてみてください。
テキトーくらいがちょうどいい!?人気VTuber・犯罪学教室のかなえ先生が説く自分のことを大事にする生き方
「四六時中最新ニュースが届く」のは、「悲しいニュースに触れる機会が増える」ことの裏返し。
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第1章 「テキトー=無責任」という勘違い
・不寛容な世界を明るくしてくれるテキトー
・過去を引きずるのは無意味 ほか
担当編集が読んだ感想:主に学生さんのお悩みを中心に解答したこの章。「前向きに考えたほうがいいよ」と寄り添うシーンもあれば「それはアナタ自身のバグです」とばっさり切り捨てる場面も。「それ、アナタの感想ですよね?」と答える様子は、ひ○ゆき氏を彷彿させた。
第2章 テキトーに生きてもVTuberになれる
・ロクでもない人生にも花は咲く
・なぜ、人生8割がどうでもいいのか
・少年院の子どもたちから気付かされた「囚われ」の正体
ほか
担当編集が読んだ感想:相談者さんの悩みに対し、具体的な対処法が多く出てくるパートです。特に就活を控えているor就活中の大学生は必読な内容が盛りだくさん……ですが、あまりにズバッと切り込んでくるので、読んでも凹まないでくださいね。
第3章 SNSはテキトーじゃないとハイリスク
・SNSという「悪意」の巣窟
・言葉は通じても、話は通じない
・「誹謗中傷している人」の正体とは?
ほか
第4章 テキトーな人は愛される
・「人生は運ゲー」を受け入れる
・余裕があると、人生の選択肢が増える
・ストレスを減らすための「ダブスタ上等」
第5章 世の中はテキトーで溢れている
・「犯罪学教室のかなえ先生」の功罪
・正義のこん棒を奮う暴徒たち
・寛容を目指しても、社会が不寛容になっていく
ほか
第6章 棄てる思考と他人に囚われない人生
・人生の3大ストレスは「健康」「金銭」「人間関係」
・被害者になると「加害的」になるのはなぜ?
・囚われると動けなくなる「お気持ち呪縛霊」の正体
ほか
前作『人生がクソゲーだと思ったら読む本』も併せてお読みください!