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フリーランスとしての将来への展望、若い世代で昨年と比べて大幅に下降傾向

2024.08.07

日本労働組合総連合会(略称:連合)は、フリーランスとして働く人の意識と実態を把握するため、「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2024」を2024年6月12日~6月19日、インターネットリサーチにより実施。

全国の20歳以上の男女でフリーランス(※)として働く人1000名の有効サンプルを集計した。

本稿では連合発表のリリースを元に、調査結果の概要をお伝えする。
※ フリーランスを本業として仕事をしている人を対象

フリーランスとしての働き方の実感について

■フリーランスとしての働き方満足度 「仕事全体」は52.8%

まず、全回答者(1000名)に、フリーランスとしての働き方について、どのくらい満足しているか聞いたところ、【仕事全体的に】では「非常に満足している」が16.3%、「やや満足している」が36.5%で合計した『満足している(計)』は52.8%、「全く満足していない」が5.7%、「あまり満足していない」が10.8%で合計した『満足していない(計)』は16.5%となった。

フリーランスとして働く人の大半が、自身の働き方に対して充実感や納得感を抱きながら仕事をしていることが推察できる。

世代別にみると、満足している人の割合が最も高くなったのは60代以上(63.2%)、最も低くなったのは40代(44.5%)だった。

仕事内容別にみると、満足している人の割合は、からだ・健康関連(62.8%)やコミュニケーション関連(60.6%)では6割を超えた一方、文化・芸能・芸術関連(49.3%)やIT関連(47.5%)、ものづくり・ものはこび関連(48.1%)では半数未満にとどまっている。

昨年の調査結果(※)と世代別に比較すると、満足している人の割合はいずれの世代でも下降しており、40代では7.5ポイントの下降(2023年52.0%、2024年44.5%)と下降幅が最も大きくなった。
※日本労働組合総連合会『フリーランスの契約に関する調査2023』(2023年1月23日発表)

【仕事内容・質】では『満足している(計)』は56.0%、【労働時間】では『満足している(計)』は54.4%とどちらも半数を超えた一方、【収入】では『満足している(計)』は26.3%と3割未満にとどまった。

また、【働きがい・やりがい】では『満足している(計)』は62.5%、【プライベートとの両立】では『満足している(計)』は65.6%だった。

■フリーランスとしての将来への展望、比較的若い世代で昨年に比べ大幅な下降

フリーランスとしての働き方について、将来への展望はどのくらいあるか聞いたところ、「とてもある」が9.7%、「少しある」が18.6%で合計した『ある(計)』は28.3%、「全くない」が14.3%、「あまりない」が19.4%で合計した『ない(計)』は33.7%となった。

世代別にみると、将来への展望があると回答した人の割合が最も高くなったのは60代以上(33.6%)、最も低くなったのは40代(21.8%)だった。

仕事内容別にみると、将来への展望があると回答した人の割合は、からだ・健康関連(37.2%)では約4割となったのに対し、暮らし・学び関連(19.6%)では2割未満にとどまっている。

昨年の調査結果と世代別に比較すると、将来への展望があると回答した人の割合は、20代で13.5ポイントの下降(2023年43.5%、2024年30.0%)、30代は14.7ポイントの下降(2023年41.5%、2024年26.8%)、40代では13.2ポイントの下降(2023年35.0%、2024年21.8%)と、40代以下で大幅な下降となった。

■59.8%が「近年の物価上昇によって生活が苦しくなった」

全回答者(1000名)に、近年の物価上昇によって生活は苦しくなったか聞いたところ、「非常に苦しくなった」が24.2%、「やや苦しくなった」が35.6%で合計した『苦しくなった(計)』は59.8%、「全く苦しくなっていない」が5.8%、「あまり苦しくなっていない」が8.1%で合計した『苦しくなっていない(計)』は13.9%、「どちらともいえない」は26.3%となった。

物価上昇が生活に対し悪影響を及ぼしているケースが多いようだ。

仕事内容別にみると、生活が苦しくなった人の割合は、暮らし・学び関連(72.5%)が最も高くなり、クリエイティブ関連(66.2%)、ものづくり・ものはこび関連(65.4%)が続く。

近年の物価上昇によって業務に必要なコストは上昇したか聞いたところ、「非常に上昇した」が14.5%、「やや上昇した」が35.2%で合計した『上昇した(計)』は49.7%、「全く上昇していない」が7.0%、「あまり上昇していない」が11.9%で合計した『上昇していない(計)』は18.9%、「どちらともいえない」は31.4%となった。

仕事内容別にみると、業務に必要なコストが上昇した人の割合は、多くの層で半数を超えており、クリエイティブ関連(59.2%)では6割だった。

今年1月から5月までの間に、昨年の12月以前と比較して報酬は引き上げられたか聞いたところ、「引き上げられた」が2.3%、「やや引き上げられた」が8.3%で合計した『引き上げられた(計)』は10.6%、「引き下げられた」が5.9%、「やや引き下げられた」が8.7%で合計した『引き下げられた(計)』は14.6%、「変わらない」は74.8%だった。

仕事内容別にみると、報酬が引き下げられた人の割合は、営業・販売関連(23.3%)とコミュニケーション関連(21.2%)では2割を超えている。

ここで、近年の物価上昇によって業務に必要なコストが上昇したにもかかわらず、昨年の12月以前と比較して報酬が引き上げられていない人の割合(※)をみると、全体では44.4%となり、仕事内容別ではものづくり・ものはこび関連(53.8%)が最も高くなり、クリエイティブ関連(50.7%)でも半数を超えた。

※“近年の物価上昇によって業務に必要なコストは上昇したか”で「非常に上昇した」「やや上昇した」、“今年1月から5月までの間に、昨年の12月以前と比較して報酬は引き上げられたか”で「変わらない」「やや引き下げられた」「引き下げられた」と回答した人の割合

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