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そろそろiPhoneを買い替えたいと考えている人の中には、現在販売されているiPhone 15シリーズや、Apple Storeで継続して取り扱われているiPhone 14、iPhone 14 Plusといったモデルを買うか、次のiPhone 16(仮名)を待つか迷っているタイミングかもしれません。
本記事では、iPhone 16シリーズの発売時期やシリーズ展開、スペックを予想して紹介していくので、機種変更の参考にしてみてください。
iPhone 16シリーズの発売はいつ?
早速、iPhone 16シリーズについて、執筆時点(2024年7月下旬)で確認できる情報も参考にしながら予測していきます。
なお、iPhone 16シリーズには、6月に開催された「WWDC 2024」で発表された「iOS 18」がプリインストールされると考えられます。iOS 18は、iPhone 8シリーズ以前のモデルに非対応なので、これらを使っている人は、特に機種変更を検討してもいいタイミングでしょう。
iPhone 16シリーズの発売は9月になる?
iPhone SEシリーズを除くiPhoneは、毎年9月ごろに発売されるのが通例となっています。コロナ禍の影響で一部モデルが10月にずれ込むこともありましたが、2024年モデルは、例に従って9月ごろに登場すると考えていいでしょう。
ここ数年は特に、9月の第2週ごろにiPhoneを含む新製品の発表、2週間後の第4週ごろに発売という流れがあります。2024年も、この流れは踏襲されるでしょう。
iOS 18へのアップデートも同時期か
iPhone 16の発売と同時期に、最新ソフトウエアであるiOS 18も、既存端末に配信されると考えられます。なお、先にも触れた通り、iOS 18はiPhone 8以前のモデルには非対応となります。
執筆時点では、iOS 18のパブリックベータ版が配信されています。リリース前のものなので、バグなどが発生する可能性もありますが、気になる人はチェックしてみてください。
【参照】Apple ベータ
iPhone 16シリーズも4モデル展開か? 画面サイズは大きくなるかも
現行モデルのiPhone 15シリーズは、標準モデルのiPhone 15に加え、大画面モデルのiPhone 15 Plus、上位モデルで標準サイズのiPhone 15 Pro、上位モデルで大画面のiPhone 15 Pro Maxという構成です。
iPhone 15 Plus(左)とiPhone 15(右)
前モデルであるiPhone 14シリーズも同じラインアップである一方、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズでは、〝Plus〟の代わりに〝mini〟がラインアップされていました。
このように、iPhoneは2シリーズごとにラインアップが更新されることが多いため、iPhone 16シリーズで、4モデルのラインアップが刷新される可能性もあります。
とはいえ、iPhone 12、iPhone 13シリーズのminiモデルは、あまり売れ行きが芳しくなかったという噂もあります。コンパクトサイズとしては、iPhone SEシリーズもあるため、標準サイズと大画面サイズという構成自体は、変わらない可能性が高いでしょう。
また、iPhone 15シリーズでは、全モデルがUSB-C対応、Proモデルでアクションボタンを搭載するなど、デザイン面での変更が見られたため、iPhone 16シリーズのデザインは、マイナーチェンジにとどまるという見方もできるでしょう。
執筆時点では、Proを冠する2モデルにて、前面のベゼルが細くなり、ディスプレイが若干大型化するという噂もあります。また、ベゼルが細くなることで、ディスプレイサイズが大きくなるという噂も出ています。
デザイン刷新のタイミングであることや、近年の、Proモデルで新デザインを採用し、その翌年に標準モデルにも反映するという流れを踏まえると、iPhone 16シリーズは、Pro、Pro Maxのデザイン変更に期待ができます。
iPhone 16では標準モデルにもアクションボタンを搭載か
Proモデルで新デザインになり、翌年に標準モデルにも反映する流れがあることから、iPhone 16シリーズでは、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxに搭載されたアクションボタンが、標準モデルにも搭載される可能性があるでしょう。
iPhone 15 Pro
カメラはデザイン変更か? Proにも光学5倍ズームを搭載か
標準モデルのiPhoneには広角と超広角の2眼。Proモデルには望遠を足した3眼という構成が定着しており、iPhone 16シリーズでもこの構成自体は変わらないと思われます。
iPhone 15 Pro
ただし、標準モデルでは、空間ビデオの撮影に対応するため、カメラを縦に2つ配置したデザインになるという噂があります。
また、iPhone 15 Proには光学3倍望遠を搭載しているのに対し、iPhone 15 Pro Maxには、テトラプリズムというスタイルの光学5倍望遠が搭載されていますが、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxでは、どちらも光学5倍の望遠カメラが搭載されるかもしれません。
搭載チップセットはどうなる? 「Mシリーズ」の搭載は?
iPhone 15シリーズでは、標準モデルにA16 Bionic、ProモデルにA17 Proというチップセットが搭載されています。先にも触れた通り、近年はProモデルに最新のものを搭載し、翌年に標準モデルに採用するという流れがあり、チップセットにもこの流れが反映されています。
とはいえ、気になるのが、数年間はA○○ Bionicという名称のチップセットが続いていたのに対し、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro MaxにはA17 Proという名称のチップセットが採用されている点。〝Pro〟を冠している以上、標準モデルにそのまま採用されない可能性も指摘できるでしょう。
これらを踏まえると、iPhone 16シリーズの標準モデルには、A17 Proから少し性能を落とした「A17 Bionic」、Proモデルには「A18 Pro」もしくは「A18 Bionic」が採用されるかもしれません。
一方、iPadやMacシリーズに搭載されている「Mシリーズ」のチップセットを、iPhoneに搭載することも期待されますが、発熱やサイズの観点から、可能性は低いといえるでしょう。
折りたたみiPhoneは出る?
他メーカーのスマホで見かけるようになった「折りたたみ」ですが、現時点では2025年以降にiOS、iPadOS対応の折りたたみデバイスが登場すると噂されています。ディスプレイを折りたたむデバイスが、iPhoneになるか、iPadになるのかにも注目です。
iOS 18で強化されたAI機能が目玉
冒頭でも触れた通り、iPhone 16シリーズに搭載されるであろうiOS 18はすでに発表済み。iOS 18では、SiriをはじめとするAI機能「Apple intelligence」が目玉となっています。
ハードウエア面でAI特化のポイントが出てくるかは不明ですが、iPhone 16シリーズでは、AIを活用した新しいスマホの使い方に期待ができます。
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※データは2024年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦