熱帯夜が続く今の時期、布団やベッドに入ってもなかなか寝付けないという人も多いことだろう。この意識が覚醒した状態から眠るまでにかかる時間を「入眠潜時」という。これは長くても早すぎても良くなく、適正時間は10分前後とされている。
では、実際のところ、適正時間で入眠できているひとはどれくらいいるのだろうか?
健康コンテンツ開発を支援するギジンはこのほど、不眠を改善する「さわって眠れる睡眠アプリ – 睡眠観測」の利用データとアンケートをもとに調査・分析し、結果を公表した。
本記事では、「さわって眠れる睡眠アプリ – 睡眠観測」35,000ダウンロードのうち、ユーザ同意済み9,000人の41,000件の睡眠データのうち、28,000件を対象に分析したものだ。
全体の54.3%が適正時間で入眠。入眠潜時を短縮する効果
アプリの利用データから、10分前後(5分以上20分未満)の入眠潜時が全体の54.3%あり、アプリを利用することで、2回に1回は適正時間で眠れていることが示された。
さらに詳細を見ると、「10分以上20分未満」より「5分以上10分未満」が多い結果となった。これらのデータから、多くの人にとって入眠潜時を短縮する効果があることが示された。
連続した睡眠時間で最も多いのは、6時間~6.5時間。短い睡眠も多い
一般成人の睡眠時間は7時間以上が適正と言われるが、やや短い6時間~6.5時間がもっとも多い睡眠時間となった。一方で、1.5時間の短い睡眠も多いことが示された。