フィッシングサイトブランドランキング〜三井住友銀行は報告数が2倍に増加
6月度の1位は三菱UFJ銀行で、3か月連続での上位ランクインとなった。2位は三井住友銀行で、報告数が2倍に増加している。みずほ銀行は前月には報告がなかったが、6月に急増している。
■フィッシングサイトカテゴリ別構成比
※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印、5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になる。
6月度はクレジットカード、銀行、携帯キャリアの構成比が上昇している。クレジットカードは三井住友カード、銀行はみずほ銀行、携帯キャリアはNTT docomoの報告数が上昇していることに起因していると考えられる。
フィッシング詐欺被害防止のポイント
■メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用して事前にURLをチェックする。
■個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する
クレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行なっていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を。
■ログインID・パスワードの使い回しを控える
複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まってしまう。
被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更して管理を行なうようにしたい。
■セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性もある。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要だ。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行なってくれる。
構成/清水眞希