かつては真夏であってもスーツ着用が求められていたが、クールビズの普及により働くときの身だしなみに自由が効くようになってきている。では、仕事をするうえで許容できる身だしなみの境界はどのあたりにあるのだろう。
アイデムは、2024年5月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施したので、身だしなみに関する項目などを一部抜粋してお伝えしよう。
適切ではないと思う身だしなみ1位は「肌の露出の多い服装」!2021年6月調査と比べいずれの選択肢も割合が大きく減少
求人に応募した人に、勤務時の身だしなみで適切ではないと思うことを質問(複数回答)。また、同様の質問を2021年6月調査時にも行っており、過去と比較してどんな変化があったか質問した。
適切ではないと思う身だしなみとして最も多かったのは「肌の露出の多い服装」の45.7%、次いで「大振りのピアス、イヤーカフ」が35.1%、「金髪等派手な色の毛染め」が31.4%という結果に。
「ノーネクタイ」(1.2%)や「白無地以外のワイシャツ」(1.8%)「ノージャケット」(3.4%)については、近年クールビズやオフィスカジュアルの浸透があってか、ほとんどの人が気にならないという回答だった。
2021年6月調査と比較すると、いずれの選択肢も選択割合が大きく減少している。「肌の露出の多い服装」「大振りのピアス、イヤーカフ」「金髪等派手な色の毛染め」に関しては、以前は約6割の人が適切ではないと考えていたが、軒並み半数近くまで減少している。
「当てはまるものはない」を選んだ人は27.1%で倍増し、勤務時の外見に関して全体的に寛容になったようだ。