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知っているようで知らない「送付」と「郵送」の違いとは?

2024.08.14

日本語の中には他の表現と混同されやすい言葉が少なくない。「送付」もそんな表現の一つだ。言葉のニュアンスから、何かを送ることだと理解している人は多いはずだが、郵送や添付など、似たような言葉と混同したり、使い方を間違われたりすることがある。

そこで本記事では、「送付」の意味や使用シーン、郵送や添付との違いを紹介する。また、後半で解説する送付の類似・対義語もこの機会にぜひ確認しておこう。

送付とは?

まずは、送付の意味や使用シーン、送付と郵送との違いを解説する。

■物を送り届けること・送りわたすこと

送付とは、物を送り届ける、または送りわたす行為を指す。この「物」には、手紙や小包などの配達物だけでなく、電子メールなどのデジタルデータも含まれる。また、直接相手に物を手渡すことも送付と呼ばれることがある。ビジネスシーンでも頻繁に使用される表現で、取引先に書類や商品を送る際に用いられることが多い。さらに、丁寧な印象を与えるために「ご送付」という敬語表現が使われることもある。

■使用シーン

「送付」は、文書や物品、電子メールなどを目的地まで届けることを指す。やや小難しい表現で、日常生活よりもビジネスシーンで使われることが多い。また、相手に何かを送るときだけでなく、相手に何かを依頼をする場面でも「送付」が用いられるケースがある。

【例文】

「今日中に契約書を送付する予定だ」

「送付状の書き方かテンプレートを教えてほしい」

「報告書の送付を依頼した」

「データを送付いたしますので、メールをご確認ください」

■送付と郵送・添付との違い

送付と間違えやすい「郵送」は、郵便局を通じて手紙や物品を相手に送ること。郵便物を送る際には切手を利用し、郵便局を経由して物品が届けられる。一方、送付は、物品を相手に送ることを指すため、郵送とは違って届ける方法は指定されていない。手渡しやメール、FAXを使って送る際も送付という表現が使える。

また、「添付」も送付と混同されやすい。これは、書類やメールに、別の資料や地図・写真などを付け添えて送ることを意味する。

郵送も添付も、何かを送ること自体は送付と同じだ。しかし、手段が決まっていたり、メインではなく添えて送るものだったりする場合は、郵送や添付といった表現が用いられる。

送付の類語表現

次に送付の類語表現を紹介する。別の言葉を使って送付を言い換えられるよう、チェックしておこう。

■贈る(おくる)

感謝や祝福などの気持ちを込めて、人に金品などの贈り物を与えることを意味する。

【例文】

「彼女にはこの花束を贈る予定だ」

「はなむけの言葉を贈る」

「彼には記念品として万年筆が贈られた」

「この宝石を贈る手段を考えている」

■送り込む(おくりこむ)

相手に人や物を送って届けることを意味する。

【例文】

「君がいる部署に優秀な人材を送り込んだ」

「いつの間にか、オフィスに観賞植物が送り込まれていた」

「上司から、今日中に商品の在庫を送り込むと言われた」

「このテーブルを送り込む手段を考えている」

■差(し)出す(さしだす)

人に与えるために何かを提供したり、提出したりすること。送り出すことや発送することを指す場合もある。

【例文】

「今ある食料を差出しても構わない」

「もうこのままなら命を差出すしかない」

「明日は役所に書類を差出す予定だ」

「もうそろそろ結婚式の案内状を差出す頃だ」

■配達(はいたつ)

指定された宛先に、郵便物や商品などを送り届けること。

【例文】

「無料で商品を配達する」

「新聞配達のアルバイトをすることになった」

「上司はお中元を配達する手配をしていた」

「ワレモノが入っているため、優しく配達してください」

送付の対義語

最後に、送付の対義語を紹介する。正しい日本語が使えるよう、送付の類似表現だけでなく対義語も押さえておこう。

■受理(じゅり)

提出された願書や届け出、訴状などを受け取り処理することを指す。

【例文】

「本日、婚姻届が受理された」

「提出された届け出を受理させていただきます」

「書類が正式に受理されるまでに少し時間がかかるようだ」

「クライアントが書類を受理できたか、確認する必要がある」

■拝受(はいじゅ)

自身のことをへりくだり、物品やデータを受け取ることを表す。

【例文】

「先輩から結婚式の案内状を拝受した」

「先日、無事にデータを拝受いたしました」

「お手紙を拝受いたしました」

「このような素敵な贈り物を拝受し、誠に感謝申し上げます」

■受領(じゅりょう)

相手から物や金を受け取ること。硬い表現のため、日常的な会話でなく、ビジネスシーンで使われることが多い。

【例文】

「やっと今月分の会費を受領した」

「打ち合わせの議事録を受領いたしました」

「先月の請求書を受領させていただきます」

「彼は、この大会に優勝した記念に金一封を受領した」

■領収(りょうしゅう)

金品を受け取っておさめること。

【例文】

「代金を領収する」

「決済完了後、領収書をスキャンしてPDFデータでメールで送ってほしい」

「領収書の内容をご確認ください」

 

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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