新卒採用市場では学生に有利な「売り手市場」が続いており、企業側はただ待っているだけでは優秀な人材を確保できない現状がある。こうした中、注目されるのがSNSを用いた学生へのアプローチだ。
最近では「SNS就活」という言葉が一般的となり、学生も企業もSNSを活用する機会が増えているが、実際のところ、企業のSNSアカウントを見て入社意欲が沸き、選考を受けるに至った就活生はどのくらいいるのだろうか?
そこでSNS採用マーケティング「エアリク」を運営するリソースクリエイションはこのほど、就職活動中の25卒の学生575名を対象に「SNS就活についての実態調査」を実施し、その結果を発表した。
1.選考に進む上で最も重要視するのは「会社の雰囲気」
「選考に進むうえで、何を最重要視しますか?」という質問に対し、63.3%が「会社の雰囲気」を選択した。昨年に引き続き、就活生は求人媒体や、ホームページからでは伝わりにくい「一緒に働く人」を最も知りたい傾向にあるといえる。
2.就活生の約9割が企業のSNSアカウントは必要だと回答
「企業のSNSアカウントは必要だと思いますか?」という質問に対し、89%が「必要だ」と回答した。
SNSが必要な理由として下記の声が上がった。
・ホームページや文などでは伝わらない会社の雰囲気を知ることができるため。
・SNSはより手軽に欲しい情報を入手することができるため
・社風が強く出るものであると考えているから
・企業理解が深まったり、オープンにしていることから、信頼感が周りに比べて高くなると感じるため。
ホームページや求人媒体では得られないような情報をSNSから収集していることがうかがえる。