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価値観が合わない人とストレスを抱えず上手に付き合う方法

2024.07.29

人と接しているときに、
「なぜこんな言い方をするんだろう」
「この人の方法よりももっと他の方法がいい気がする」
など、感じたことはないでしょうか?

その違和感の原因は、価値観が合わないからかもしれません。

価値観が違うと、それが原因で人間関係がギクシャクしてしまうことも…。価値観が合わない人とは距離を取ればいいのですが、同じ職場や、同じコミュニティである場合にはそうもいきませんよね。

今回は、価値観が合わないとはどういう状態なのか、価値観が合わない人とのストレスをためない上手な付き合い方を紹介します。

価値観が合わないとは?

「価値観が合わない」と耳にすることも多いものの、どのような状態のことをいうのか知っていますか。まずは価値観の意味から、合わないとどうなるのかを見ていきましょう。

価値観の意味は、小学館のデジタル大辞泉によると、

物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。

とあります。

1つの物に対して、みんなが同じ判断や評価をするのではなく、それぞれの価値観に基づいてその物を判断します。その判断基準が、価値観なのです。

よくある例でいうと、1杯のコップに水が半分入った状態を見て、「まだ半分もある」と思う人もいれば、「もう半分しかない」と思う人もいます。これは、それぞれの価値観から同じ物に対して別の判断をしているということです。

なので、「価値観が合わない」とは、物事の判断基準が違うということ。上の文でいうと「まだここんなにある」と余裕を感じる人と、「もうこんなに少ない」と焦ってしまう人は価値観が合っていないということになります。

価値観が合わないとどうなる?

価値観が合わない人と関わったときには、仕事では作業の進め方で揉めたり、スムーズに作業が進まなかったり、さらに成果を認めてもらえない場合もあります。

プライベートの付き合うグループの中に価値観が合わない人がいた場合には、遊びに行く場所やお金の使い方などでストレスを抱える可能性があります。

どんなときに価値観が合わないと感じるのか

次にどのようなときに価値観が合わないと感じることが多いのでしょうか。価値観の違いを感じるポイントをここでは見ていきます。

1. 生活習慣が違う

生活習慣とは、生活していく中で何度も繰り返していくうちに、自分の中で決まり事のようになったことを指します。

例えば、起きる時間1つにしても、習慣化されているものが違うと、それに合わせることはストレスを感じるものなのです。

食事にしても何円以上かかるものを毎回買うことが当たり前になっている人と、節約を基本にしている人とでは価値観は合いません。

時間にしても、待ち合わせなどで10分前が当たり前な人が、5分ぐらい遅れることが当たり前の人と待ち合わせした場合、遅れてくることに対して理解できないはず。

生活していく中での基本的な決まり事が違えば、些細な違和感は積み重なり、それがストレスになっていきます。

2. 自分の言動を否定、拒否される

自分の言動は、自分の価値観に基づいて行われています。それを「それは本当に必要?」、「他に方法ないのかな?」などと拒否されれば、嫌な気持ちになりますよね。なぜ拒否されたのか、理由がわからないなら、それは価値観が合っていないからかもしれません。

拒否された理由がわからないままだと、人は相手に対して不信感を抱き、人間関係をうまく築いていくのは難しくなるでしょう。

3.自分以外への接し方に違和感がある

相手対自分ではなくても、価値観が合わないと感じることがあります。それは、その相手が他人と接する態度を見たときです。

自分との接し方に違和感はなくても、例えば店員への態度が横柄だったり、部下などに対して高圧的な発言が多かったりなど、他人への接し方に違和感がある場合には、後々その違和感はあなたに振りかかる可能性は高いでしょう。

価値観が合わない人との上手な付き合い方

価値観が合わない人とは無理に付き合わず、距離を置くことが最善の策となりますが、仕事関係や同じコミュニティで生活する人であればそれは難しいもの。ここでは、価値観が合わない人とストレスをためることなく付き合う方法をお伝えします。

1.相手の話を最後まで聞く

自分の発言が否定されたときには、なぜ否定されたのかわからず、その違和感から相手に対して嫌な気持ちを抱きますよね。これは相手からしても同じです。なので、まずは相手の話を否定することなく聞くことに徹してみてください。

「ここは違うな~」と思っても言わないこと。それを発言するということは、自分の価値観を押しつけていることだと認識しましょう。

相手の話が終わった後に、相手の話を否定することなく自分の意見を伝えるようにしてみてください。

2.相手を変えようとしない

自分の価値観を押しつけてしまう人は、相手に変わってもらいたいという思いがあります。しかし、相手を変えることは不可能です。相手が変わってくれるという期待は、変わってくれなかったときにはストレスに変わってしまいます。

この期待を捨てましょう。

自分が正しいと思ったことは、相手の正しいことではありません。相手が正しいと思っていないことに対して変わる努力はするわけないのです。

価値観の違いは衝突を生みます。相手には相手の正解があることを認めましょう。

3.相手の違和感をメモしておく

相手の言動に対して違和感を覚えたときには、ひとまずはその意見に対して反発することなくスルーして、その違和感をメモしましょう。メモは自分がわかればいいだけなので、「仕事の〇〇に対して〇〇さんはこんな意見を持っていた」などで大丈夫。何度かその違和感をメモしていくと、その〇〇さんとはこんなところが合わないと自分の中にインプットできます。

そして、その違和感を覚えたところだけ、相手とは深く付き合わないようにしましょう。相手の価値観を変えることは無理なので、その部分はスルーするのです。それだけでも余計なストレスを抱えずにすみます。

文・構成/藤野綾子

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