ボイスボットの対応に満足できなかった人の割合は43.2% 原因は「会話方法」に対する不満や、チャネルの「たらい回し」
ボイスボットの対応に満足出来たか尋ねたところ、56.8%が「そう思う」(「とてもそう思う」16.6%、「そう思う」40.2%の合計)と回答した。
満足できたと回答しなかった43.2%(「どちらとも言えない」19.0%、「そう思わない」17.4%、「とてもそう思わない」6.8%、の合計)の利用者、ボイスボットの対応に満足できなかった理由を尋ねたところ、「プッシュボタンでの機械操作で会話にならなかった」が35.2%、「WEBサイトで調べた情報を同じ回答だった」が34.3%、「伝えたい要望を話すことができなかった」が31.4%を占めている。
これらの結果から、ボイスボットとの「会話方法」に対する不満、「無人チャネルのたらい回し」の発生が主な原因とわかる。また、ユーザーは人間と直接対話しているようなコミュニケーションをボイスボットに期待していることがわかった。
今後もボイスボットを利用したいと回答した人は5.5割、4.5割が積極的な利用意向がないことが判明
今後も同じボイスボットを利用したいか尋ねたところ、「そう思う」と回答した割合は55.5%(「とてもそう思う」20.2%、「そう思う」35.3%の合計)で、積極的な利用意向がない人が44.5%(「どちらともいえない」20.8%、「そう思わない」15.8%、「全くそう思わない」7.9%)にのぼった。
年代別にみると、利用意向が最も高いのは20代のユーザー(65.5%)であり、これに対して50代のユーザーは40.5%と最も低いことがわかった。
<調査概要>
・調査方法 :インターネット調査
・対象エリア:全国
・調査対象 :1年以内に企業とのコミュニケーションやコールセンターなどでボイスボットの利用経験がある方
・サンプル数:1,032名(20代から50代の男女各129名)
・調査実施日:2024年4月
構成/こじへい