昭和60年に男女雇用機会均等法が成立してから、来年で40年が経とうとしている。しかし令和になった今なお、業務内容や給与、昇給のしやすさに男女格差を感じているという人は多いのではないだろうか?
MS-Japanが運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」はこのほど、全国の管理部門・士業の273名を対象に「職場での男女格差・ジェンダーハラスメント」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
職場で「男女格差がある」と思う人は50.2%
現在の職場において「男女格差がある」と思う人は、「非常にそう思う」が13.9%、「どちらかというとそう思う」が36.3%で、合計50.2%が男女格差を感じていることがわかった。
年代別に分類すると、年代が若いほど男女格差を感じる人の割合が高く、20・30代では62.8%と過半数に達している。男女別では「男女格差がある」と思う女性の割合は、男性よりも10%高い結果となった。
「業務内容の差」で男女格差を感じる人が40.9%
職場で男女格差を感じている人対し、どのような時に格差を感じたかを質問した。最多回答は「業務内容に差がある時」の40.9%となった。続いて、「昇格のしやすさ、スピードに差がある時」が39.4%、「性別を理由に任される業務がある時」と「給与に差がある時」が34.3%で同率となった。