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生成AIとシステムの連携により業務の自動化や効率化が進む注目の事例集

2024.07.09

2)eラーニングシステム×生成AI

続いては、eラーニングシステムと生成AIとの組み合わせ例だ。

株式会社プロシーズによるeラーニングシステム「LearningWare」は、学習・研修を一括管理し、受講者・教材管理や、学習進捗管理の機能を備えており社内教育を効率化する。

今年、生成AIを活用したレポートへの「AIコメント機能」、営業担当者の向け「営業AIロープレ機能」などが追加された。

●「eラーニングシステム×生成AI」で実現できること

「LearningWare」イメージ

今回は、同社のWEBマーケティング担当 小野田一磯氏にインタビューを行った。「eラーニングシステム×生成AI」により、できるようになったこととは?

1.AIコメント機能

「研修後、学習者によってレポートが提出された後に、評価者である上司や研修担当がレポートの採点や評価を行いますが、文章を理解して評価・コメントする業務が負担となっているケースは少なくありません。そこで既存のAIによる自動採点機能に加え、生成AIが適切なコメントを提示する機能を搭載しました」

2.営業AIロープレ機能

「AIが仮想の顧客としてコミュニケーションを行い、お客様へのヒアリングのトークトレーニング(ロープレ)を実施できる機能です。ロープレは評価者や顧客役を務める第三者が必要でしたが、AIが担い、評価も自動化され、改善に対するフィードバックも可能となることで、負担軽減につながります」

●生成AIがeラーニングや学びにもたらす効果

生成AIを活用することは、どんな効果をもたらすだろうか。

「生成AIは負荷軽減や効率化支援はもちろん、資料からの教材作成、教材からのテスト問題作成などの業務効率化や生産性の向上にも寄与します。マンツーマンやディスカッションなどによる新しい学びも、営業AIロープレ機能のように生成AIとの会話やフィードバックにより効率的に実現できます」

●生成AI活用の今後の展望

生成AIを活用することで、今後、eラーニングはどのように発展していくだろうか。

「昨今、浸透しつつある人的資本経営においては、企業価値を生むために最適な学びを提供する大きな視点が必要になってきています。生成AIはより大きな視点から全体最適の考察にも活用されていくでしょう。『学び』から人的資本経営につながる適切な『行動変容』に落とし込まれる未来も想起しています」

生成AIは、人事部における教育分野の業務効率化に寄与すると同時に、従来、やりたくてもできなかった教育手法にも、手軽にチャレンジできる可能性も提供してくれるようだ。

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