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生成AIとシステムの連携により業務の自動化や効率化が進む注目の事例集

2024.07.09

さまざまなコンテンツを生み出す「生成AI」。ChatGPTをはじめとしたさまざまな便利なサービスが生まれ、業務にも活用されている。そんな生成AIを、システムに連携させることで、業務の自動化や効率化を進めている事例がある。「システム×生成AI」の組み合わせにより、どんな効果が得られるのか、3つの例から探ってみた。

1)PIM(商品情報管理)×生成AI

PIMは「Product Information Management」の略称で、社内の様々な部門で管理する商品情報とプロモーション情報を一元管理することで、Webサイトやカタログなどのあらゆるチャネルへスムーズに情報活用できるシステムだ。

「この商品のスペック情報や商品画像はどこにある?」といちいち探し回っていては非効率。特に大量の商品を持つ企業では起こりがちな課題だ。PIMを活用することにより、商品プロモーション展開のスピードが上がったり、カタログ制作シーンでも効率的に進められる。

そんなPIMと生成AIを組み合わせたのが、国際的に採用されているPIMとDAM(デジタルアセット管理)を統合したクラウドサービス「Contentserv Product Experience Cloud(PXC)」だ。

Contentserv PXCでは、社内外に散在する異なる形式のデータを取り込み、構造化された共通のデータモデルに変換。ECサイトやWebサイトなどと連携し、顧客が必要とする情報をスムーズに提供できるという。

このほど生成AIが導入され、顧客のプロフィールや使用言語に応じた商品説明を自動生成できるようになった。

●「PIM×生成AI」で実現できることともたらす効果

株式会社Contentserv代表取締役社長 渡辺信明氏に、「PIM×生成AI」で実現できることについてインタビューを行った。

「これまで商品コンテンツは、一度制作したら二度と更新されないことがほとんどでした。制作を外部業者に委託しているケースも多く、顧客の嗜好に合わせてコンテンツをパーソナライズすることは、パーソナライズされたコンテンツが組み合わされた結果として、顧客の琴線に触れる購買体験を創出することができます」

生成AIは、業務効率化にも寄与するという。

「商品データベースの設計、メーカー毎に異なる表現の標準化、データのクレンジング、商品コンテンツの翻訳等でも生成AIが活用され、業務効率化に大きく寄与しています」

●生成AI活用の今後の展望

生成AIを活用することで、今後はどのように発展していくだろうか。

「メーカーにとって、商品コンテンツは製品の一部として捉えられていくでしょう。機能や価格に加えて、顧客の価値観・ライフスタイルに応じたエモーショナルなコンテンツを提供することで、所有満足度や利用満足度が向上することになります」

生成AIは、業務効率化に役立つだけでなく、顧客ニーズを満たすことにも寄与する。それがよくわかる活用のされ方といえそうだ。

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