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深呼吸を習慣化するデバイス「ston s」が生み出す呼吸市場とは?

2024.07.09

深い呼吸を習慣化するために生まれたデバイス、『ston(ストン)』。2022年2月には、本体の充電が不要な『ston s(ストン エス)』が発売され、多くのユーザーから支持を得ている。

〝深呼吸をするためのデバイス〟とは、そもそもどんな商品なのだろか。

今回は、『ston s』を開発したBREATHER株式会社の代表取締役 御神村友樹さんに、新発想のデバイスを開発中する中での試行錯誤や、今後の展望などについてお話を聞いた。

BREATHER株式会社の代表取締役 御神村友樹さん

*本稿はVoicyで配信中の音声コンテンツ「DIMEヒット商品総研」から一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。

なぜ〝呼吸〟に着目したのか?

2017年頃から構想のあった『ston』。それを手掛けるBREATHERは2019年に設立。会社を立ち上げた想いについて、御神村さんは次のように話す。

「『働き方改革』という言葉はよく耳にすると思いますが、私たちがやりたかったことは『休み方改革』です。頑張りたい人を、もっと応援したいという想いがありました。

そのためには、いかに日常で短い休みを効果的に取り入れられるかが重要です。そこで、呼吸に注目をしました。呼吸の質が良くなることで休みの質が上がることは、近年メディテーションやヨガのようなアクティビティで、呼吸法が重視されていることからもわかります。忙しい日々を過ごしていると、呼吸が浅く、早くなってしまうんです。私たちは、みなさんにより良い呼吸をしていただくことで、より良い休みを提供していきたいと考えています」

さらに、『ston s』の特徴について、御神村さんは次のように続ける。

「『ston s』は吸引型のデバイスで、私たちは『深い呼吸の習慣化サポートデバイス』と呼んでいます。デバイスの中にフレーバーリキッドが入っていて、吸うと中のリキッドが蒸気化され、蒸気とともにフレーバーが楽しめます。その際、息をゆっくりと吸って吐く行動を取るため、自然と深呼吸の習慣化をサポートできるんです。

フレーバーは、ミント、エナジードリンク、ブルーベリー、ココナッツの4種類。私たちは、休むシーンには『一息入れてもう少し頑張るぞ』と『ゆったり過ごそう』の2つのパターンがあると考えました。それぞれのシーンにあわせて使用いただけるよう、カフェインが入っているフレーバーとGABAが入っているフレーバーの、2カテゴリーを用意しています」

呼吸で作る「自分の時間」の重要性

現代において「自分と向き合う時間」が良い休みにつながるとの考えから、『ston』シリーズの開発がスタートしたという。

「休みのサポートツールには、ミントタブレットやエナジードリンクなど、さまざまなものがありますが、休みの質を上げる時に自分を無理にブーストするよりも、むしろ自分と向き合う時間を作る方が良いのではと考えたんです。大量の情報に触れる現代、自分の時間を生きるのが難しく、他人の時間で生かされているような感覚に陥る方も増えていると感じます。そうした背景から、素の自分に戻る、自分らしくあることにつながる深呼吸の習慣化をサポートする『ston』の開発が始まりました」

開発の中で最も苦労したのは「フレーバー選び」。

「何となくおいしそうに感じるフレーバーがあったとしても、そのフレーバーを表現するための香料は10~20種類と幅が広いんです。例えばブルーベリーと一口に言っても、近い味わいがいくつもある中、ひとつずつ試しながら決めていかなければなりません。また、人によって好き嫌いもあります。

フレーバーに対しての役割や目的をある程度はっきりさせ、そこに合致するかを選択軸として持ちながら、製品を仕上げていくプロセスが重要でした。また、味や香りを決める際は、『心地良い体験を作れるかどうか』が勝負だと考えていたんです。香水やガムなどを参考にしながら、最初にくる香りやフレーバーと、後味のバランスが良いものを選んでいきました」

そんな中、最新モデルにあたる『ston s』の展開に踏み切った背景について、御神村さんはこう振り返る。

「第1弾の商品『ston』と『ston s』の違いは、充電の有無です。『ston』は本体を充電し、カートリッジを差し込んで繰り返し使用します。一方、『ston s』は充電不要の使い切りタイプ。カートリッジの差し込みも必要なく、箱を開けたらすぐに使えるのが特徴です。以前、『ston』ユーザーの方から『充電が面倒』というお声をいただきました。『ston』を発売した2019年頃、AirPodsが流行していたんです。携帯、イヤフォン、PCなど充電しなければいけないものが多く、『ston』を使わなくなってしまったとの声があり、充電不要の『ston s』を開発することにしました」

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