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2024年度入社の新卒社員で「就活に生成AIを利用した人」は約2割、うち6割が「志望動機の作成」に利用

2024.07.03

生成AIの普及や、さらには圧倒的売り手市場と言われる昨今、新卒入社の就職活動で理想としていた企業に出合える機会が増えているのではないだろうか。働き方の多様性も進んでおり、「正社員」という働き方以外にも「副業」や「フリーランス」など、働き方の選択肢も増えてきている。

そこでアン・コンサルティングはこのほど、2024年度入社の新卒社員に焦点をおき、「就職活動」「給与・生活費」「働き方」3つの視点からHRに関する調査を実施し、その結果を発表した。

本調査は、2024年度入社の新卒社員500名を対象に実施したものだ。

SNSを利用した就職活動時の情報収集、昨年比増。「志望動機の作成」「自己PRの作成」等生成AIを利用した就職活動経験者20%以上

Q1. あなたが就職活動の際、情報収集において使用していたものをお答えください。(複数回答、n=500)

2024年度入社の新卒社員に対して、就職活動の際に情報収集で使用していたものを聞いたところ、「会社HP」が最も多く47.6%、以下「ダイレクトリクルーティングサービス」が28.0%、「X(Twitter)」「Instagram」が17.2%と続いた。SNSでの情報収集を行う人も徐々に多くなってきていることがわかった。

Q2. 就職活動の際に、ChatGPTなどの生成AIを利用したツールを使用しましたか。(単数回答、n=500)
また、どのような用途で使用しましたか。(複数回答、n=112)

就職活動の際に生成AIを利用したツールを使用したか聞いたところ、22.4%の人が使用したと回答した。使用用途としては、「志望動機の作成で使用した」が最も多く60.7%、「自己PRの作成で使用した」が41.1%、「自己分析で使用した」が26.8%という結果になった。2023年に世界的ブームとなった生成AIを就職活動でも使用している人がいることがわかった。

Q3. あなたの希望の職種をお答えください。(複数回答、n=500)

2024年度入社の新卒採用において、希望した職種を聞いたところ、1位「事務・総務」(19.8%)、2位「販売・接客」(15.6%)、3位「営業」(11.0%)、4位「人事・労務」(10.0%)、5位「エンジニア」(9.4%)となった。「HR白書~企業編~」で企業が採用した職種として3位となったエンジニア職だが、IT人材不足が叫ばれている中、実際にエンジニアとして就職を希望する方が一定数いることがわかった。

Q4. あなたが現在の企業に入社した理由をお答えください。(複数回答、n=500)

現在の企業に入社した理由について聞いた。全体では「安定している企業だから」(44.4%)、「成長できそうだから」(38.8%)、「やりたい仕事ができそうだから」(38.4%)の順となった。従業員数別でみると、1,000名以上の企業では「安定している企業だから」が最も多く、300名未満の企業では「やりたい仕事ができそうだから」が最も多くなった。

Q5. あなたが現時点で現在の企業に在籍しようと思っている年数をお答えください。(単数回答、n=500)

新卒入社した企業でどのくらいの期間、在籍を考えているかについて聞いたところ、「退職は考えていない」は29.0%にとどまった。一方で4割以上の人は(「退職は考えていない」「わからない」以外)どこかのタイミングで退職を考えているようだ。

2024年度入社の新卒社員の平均初任給、21.4万円と昨年比7,000円増額

Q6. あなたがお勤めの会社の初任給をお答えください。※月給換算の額面給与でお答えください(数値回答、n=500)

2024年度入社の新卒社員に初任給について聞いた。月給換算の額面給与に関して聞いたところ、初任給の平均は21.4万円と2023年度入社(平均20.7万円)と比較して7,000円高くなっていることがわかった。従業員数別で比較したところ、1,000名以上の企業では平均約22.5万円になり、従業員が多くなるにつれて初任給も多いことがわかった。

Q7. あなたの月々の生活費の内訳についてお答えください。(単数回答、n=500)
また、生活の中で節約したい項目はどれですか。(複数回答、n=457)

月々の生活費の内訳について聞いた。項目別に最も多い層は、食費では「1万円~3万円未満」が37.6%、交際費では「1万円~3万円未満」が28.4%、娯楽費(趣味)では「1万円~3万円未満」が28.2%となった。生活費の内訳で「この項目の出費はない」と回答した人以外に、生活の中で節約したい項目についても聞いたところ、TOP3が「食費」(44.4%)、「光熱費」(21.9%)、「日用品費」(19.3%)となった。

副業に興味がある人55.8%、フリーランスに興味がある人29.0%

Q8. あなたは副業に興味がありますか。(単数回答、n=500)
また、副業を行っている・興味がある理由をお答えください。(複数回答、n=138)

副業に興味があるか聞いた。「興味がある」が24.8%、「やや興味がある」が31.0%と計55.8%の人が副業に興味があることがわかった。

また、「現在副業を行っている」「興味がある」と回答した人へ、副業を行っている(興味がある)理由について聞いたところ、「初任給では生活が苦しいから」が49.3%、「暇な時間を有効活用したいから」が36.2%、「本業以外でもスキルをつけたいから」が34.8%となった。2023年の調査でも同様の順位となっていたため、副業への思いは変わらないことがわかった。

Q9. あなたはフリーランスになることに興味がありますか。(単数回答、n=500)

フリーランスという働き方に興味があるか聞いたところ、興味がある人は29.0%となった。(「興味がある」が10.2%、「やや興味があるが18.8%」)。2024年秋には「フリーランス保護新法」の施行が予定されており、フリーランスが活躍するための環境が徐々に整えられてきている。新入社員が考える将来のキャリアの選択肢として、フリーランスを検討する方も多くなってくるのかもしれない。

Q10. あなたの理想の働き方をお答えください。(単数回答、n=500)
また、その理由をお答えください。(出社希望:複数回答、n=349、リモートワーク希望:複数回答、n=63)

理想の働き方について聞いたところ、「ほぼ出社」が51.0%、「やや出社頻度が多い」が18.8%と計69.8%の人が出社を希望していることがわかった。その理由について聞いたところ、「コミュニケーションが取りやすそうだから」が46.4%、「相談しやすそうだから」が36.4%と、気軽に相談できるような環境をオフラインで求めているようだ。

また、リモートワークを多く希望した理由については、「余計なストレスがなさそうだから」が52.4%、「プライベートとの両立ができそうだから」が46.0%、「通勤時間の有効活用ができそうだから」が42.9%となった。

Q11. 会社での歓迎会や飲み会など、業務以外でアクティビティがある場合参加したいと思いますか。(単数回答、n=500)

会社での歓迎会や飲み会について、参加したいと思うか聞いてみたところ、参加したいアクティビティTOP3は「歓迎会」(57.4%)、「飲み会」(47.4%)、「ランチ会」(42.4%)という順だった。Z世代と呼ばれ、会社でのアクティビティについてネガティブな意見が多いと思われがちだったが、実は4割以上が参加したいと思っていることがわかった。

<調査概要>
調査機関 :アン・コンサルティング株式会社
調査対象 :2024年度入社の新卒社員
有効回答数:500サンプル
調査期間 :2024年4月11日(木)
調査方法 :インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入している。そのため、数字の合計が100%とならない場合がある。

出典:アン・コンサルティング株式会社

構成/こじへい

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