脳の回復に欠かせない良質な睡眠。その質を計測したり、快眠に導くガジェットがいくつも登場してきている。その実力はいかに? 睡眠に悩みを抱えるスタッフ2人が1週間使用し、その効果をチェックした。
ライター・オグチ
かなり長時間眠っても朝目覚めた時にダルいため、睡眠の質を改善したい。
編集・タカノ
布団に入って即眠れるのび太体質。家族にいびきを指摘されることたびたび。
睡眠ガジェットに求めるものって何?
タカノ:睡眠ガジェットっていろんな種類があるんですね。
オグチ:ざっくり分けると、睡眠の質を計測するものと、心地よい眠りに誘うものの2種類かな。
タカノ:睡眠は自覚できないから、まずは自分の状態を確認することからかな。でも、スマートウオッチでも睡眠は記録できません?
オグチ:腕を締めつけるのが嫌な人は、指輪タイプやベッドに敷くタイプを選ぶと負担が少ないよ。
タカノ:睡眠の邪魔になったら元も子もないですからね。
オグチ:数値で睡眠の改善が確認できるとうれしくなって、さらに良質な睡眠を追求する気に。健康になりそう!
いびきを検知すると振動で止めてくれるウエアラブルデバイス
oneA『Sleeim(スリーム)』
3万2780円
首に装着して使用。いびきや呼吸レスを検知すると、心地よい振動によって無意識に体動(寝返り)を促すことで気道を確保し、正常な呼吸へと導いてくれる。大阪電気通信大学医療健康科学部医療科学科と共同で開発した商品だ。※Sleelmは医療機器ではありません。
首回りに合わせて交換できる、S、M、L、LLのネックバンドが同梱されている。
専用アプリでは、快眠、いびき、呼吸レスの割合を表示。仰向けなどの寝姿勢のデータも確認できる。
〈Takano’s Review〉子供から「いびきがすぐ止まって平和な夜だった(笑)」と言われ、効果を確認。3日目あたりから朝の目覚めがよくなり、5日目からはアラームなしで起床できるように! この1週間は睡眠時間がいつもより1~2時間短かったが、朝のダルさがなく、よく眠れた印象。改善具合に驚き。
ティーブレークならぬ仮眠ブレイクでスッキリ!
アテックスルルド『午後のまくら AX-BT808』
8800円
オフィスでの昼寝に特化した新スタイルのまくら。デスクの上に置き、胸から上をもたれかかるようにして眠る。角度調節は3段階。1分〜60分までの振動タイマーも備える。
顔の部分に穴が開いているので、呼吸が楽。顔に触れる部分は洗濯できる。よだれが垂れるのが気になる人はタオルを敷こう。
〈Oguchi’s Review〉最初は顔への圧が気になったが、すぐに慣れた。机に突っ伏して寝るよりも背中や首への負担が明らかに少ない。横になる環境(寝すぎてしまう)のある在宅ワークでも有効だ。