電通は、企業のR&D(研究開発)活動を〝Creativity〟で加速させるソリューション「R&D&C(商標出願中)」の提供を2024年6月28日より開始した。
本ソリューションでは、企業がR&D活動で開発した技術の力を引き出し、事業化に向けた柔軟なサポートを行なっていく。
企業の技術力を引き出して事業化を柔軟にサポート
多様化する社会環境に対応するため、R&Dは企業や組織にとって戦略的に競争力を高めるために必要不可欠な活動だ。
そんなR&Dの推進には、多くのメリットがあるが、同時に「新しい技術や製品の魅力が理解されづらい」「いつ、どれだけの成果が得られるか正確に予測することが難しい」「研究成果が事業化まで至らない」「担当部署に新しい技術や製品を市場に広めるためのマーケティングやブランディング知見が不足している」などの課題も伴っている。
「R&D&C」では、これらの課題に対して、同社が培ってきた〝Creativity〟を活用した支援を行なう。
具体的には、開発される技術が市場において理解されるように言葉によって価値づけを行うことから、同社では「技術の可能性を引き出すアイデア発想、プロトタイピング、そして事業化に至るまで、企業の状況と課題に応じた〝Creativity〟を提供します」と説明している。
その特徴は以下のとおり。
「R&D&C」の特徴
1.事業化のあらゆるフェーズにおいて具現化に向けた伴走支援が可能
事業化のあらゆるフェーズ(アイデア発想、プロトタイピング、マーケティング戦略、製品ローンチなど)において、クリエイターが伴走することで、必要なタイミングで必要なサポートを提供。可視化・具現化を支援する。
2.専門性と創造力を備えたプロフェッショナルによる強力なサポート体制を構築
多くの企業のR&D活動を支援してきた実績や専門知識、卓越した〝Creativity〟を有する同社のプロフェッショナル人財が、個々の企業や技術が抱えるそれぞれの課題に寄り添い、革新的なアイデアで課題を解決していく。
3.あらゆる課題に対し気軽に相談できるパートナー
「R&D&C」は、技術者や研究者が直面するあらゆる課題について、気軽に相談できるパートナーを目指す。内容の大小に関わらず、柔軟で親身なサポートを通じて、最適な課題解決策を提供する。
〈 R&Dを推進する上で直面するさまざまな課題感 〉
〈「R&D&C」の対応領域〉
本ソリューションでは、AI技術を活用したサービス開発や宇宙技術の一般活用など、多岐にわたるR&D支援の実績を持つメンバーが、顧客企業のR&D推進における課題解決に向けて伴走・支援を行なう。
同社では今回のローンチに際して「今後も当社は、企業のR&D活動へ〝Creativity〟を融合させることで、新たな技術開発・新サービスの創造に貢献していきます」とコメントしている。
関連情報
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0628-010745.html
構成/清水眞希