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つい人の悪口や不満を口にして、ストレス発散している人は少なくありません。とはいえ悪口を言ってしまう事は、周りからの信用を失ったり、余計にストレスが溜まったりする原因に繋がるのです。
人として成長するには、悪口を言わない人生を目指す事をおすすめします。悪口を言わない人に多い特徴と、悪口から離れるメリットを知る事で、考え方がポジティブなものへと変わっていくでしょう。
悪口を遠ざける生活を、さっそく今日から実践してはいかがでしょうか。
悪口を言わない人の特徴とは?
悪口を言わず、いつも公平でいようとする人も存在します。悪口を言わない人は、なぜ言わなくても平気なのか気になるものです。
悪口を言わない人に多い特徴を知り、真似する事で悪口によって後悔する日々から卒業できるでしょう。
■怒りや不満を悪口以外で発散している
悪口を言う事でストレス発散する人は少なくありません。しかし、怒りや不満を人にぶつけるのではなく、自分なりのストレス発散方法を持っている人もいるのです。
打ち込める趣味や、紙に書くなど誰かに悪口を言わない方法で、きちんとメンタルのコントロールができているのです。
■悪口が周りにも悪い影響を及ぼす自覚がある
悪口を言うことで周りに信頼してもらえない、気まずい空気になるというデメリットを知っているからこそ、悪口を言わない人もいます。
また、きちんと筋が通った意見を言うなど、一方的な悪口ではない表現で、相手に言いたい事を伝えるコミュニケーションが上手です。
■いつも楽しそうに過ごしている
いつも楽しそうでニコニコと笑顔でいる時間が長い人ほど、悪口とは無縁です。物事を前向きに捉える事が得意で、自然と相手への不満もたまりにくいのです。
■自己肯定感が高くて自信を持っている
自己肯定感が高く自信がある人は、いちいち周りへの不満を募らせません。自分は自分のままで良いと感じている人は、他者にも必要以上に期待せず求めないのです。
■人がそれぞれ違う事を自覚している
人は個性があり、考え方が違うとわかっている人は、自分の価値観に合わない行動をとられたとしても、すぐに悪口を言おうとは思いません。
人それぞれ育った環境が違うからこそ、それを受け入れてお互いに支え合っていこうと思考できるタイプです。
悪口から離れるメリット
悪口から離れる事により、自分の心身にも人間関係にも良い変化が生まれます。
■ネガティブ思考に囚われなくなる
悪口はネガティブな言葉の連続であり、たとえ自分が悪くないと思っていても心が暗くなってしまいます。ネガティブ思考が続き、イライラや悲しみが続くほど、つらい時間が増えてしまうのです。
悪口から離れると自然と気持ちもポジティブになれるため、幸せでいられる時間が増えます。
■人から信用してもらえる
悪口を聞いた人は、自分も陰で言われているかもしれないと、警戒して本心を話せなくなります。悪口を語り合って仲間になったように思う人もいますが、実際はかえって信用できない相手として心の壁を作られています。
どのような状況でも悪口を言わない人は仕事でも信頼され、豊かな人間関係に恵まれるのです。
■脳や心の健康を守れる
悪口を言うと、自分の心にも脳にもダメージを与えると言われています。他者への悪口が自分をけなしているものとして、脳が判断してますます自信の喪失やネガティブな気持ちが持続してしまうのです。
「自分はダメだ」と自己肯定感を下げる原因にもなるため、悪口をやめれば心と体も健康に近づいていきます。
悪口を言わなくなる方法
悪口を言わないようにするには、普段からの視点の切り替えがとても大切です。悪口を言って後悔する結果にならないよう、今日からでも思考を変えていきましょう。
■何事もポジティブな面を見ようとする
悪口が出やすい人は、物事の悪い面にばかりフォーカスしがちです。また悪口を言う事が快感になっているため、ポジティブな面を見て幸せを感じる方向にシフトできると気持ちが一気に楽になります。
どのような人でも良いところもあれば悪いところもあると気づき、良い面を意識して探してみましょう。
■客観的に物事を考える
悪口が出てくるのは、自分の立場になって物事の善悪を判断している事が非常に大きいです。自分にとっては不満でも、客観的に見たらこちらにも非があるかもしれません。
悪口を言っても相手を思うようにコントロールはできないと自覚し、常に第三者目線を心掛けると、感情的にならず物事を冷静に判断できるようになります。
■周りが陰口を言っていても乗らない
悪口を言わないようにしても、周りが陰口を言っていると会話の流れから、つい自分の乗ってしまいがちです。
それでは悪口を言っている事と同じであるため、陰口を言っている場に遭遇したら、できるだけ早く離れましょう。離れる事が難しい場合は、別の話題に切り替えるなど、自分も悪口を言わない事が大切です。
■言葉にする前にいったん考える
衝動的に発言してしまうと、それが悪口になる可能性があります。いったん言葉にする前に、それが相手を傷つける言い方ではないか、悪口や陰口にならないか、心の中で考えてみましょう。
「口は災いの元」と言われるように、感情的な発言は後悔する結果になりかねません。だからこそ、すぐ言葉にしないでいったん考える癖をつけましょう。
■悪口ではなく相手に要望を伝える
悪口は相手に自分がして欲しい事をしてもらえず、やってほしくない事をされた時の不満が溜まって出てくるものです。
無理に相手に対する不満を溜め込む前に、要望として伝える事を考えましょう。たとえば相手の落ち度に対して、困る理由とそれに対する改善策の両方を伝える事がおすすめです。
たとえば、相手が遅刻をするのなら「遅刻をすると取引先に迷惑がかかる事や、信用を失って会社全体の売上に影響がでる」など、なぜいけない事なのかを冷静に伝えましょう。
悪口を言わない人は自分も他人も大切にしている
悪口は自分の心を傷つけ、周りとの信頼関係も失ってしまいます。つい感情的になって、悪口を言ってしまいそうになりますが、いったん冷静になって言葉を選んでこそ、心に余裕のある人を目指せます。
悪口ばかり言う人にならないように、自分も他人も労わる心を大切にしましょう。
文/shiro