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Z世代が熱視線!アサイーが再びブームになりそうな勢いで出荷量激増

2024.07.01

フルーツをトッピングしたアサイーボウル をそのまま冷凍

「手軽にアサイーボウルを手作りしたい」というZ世代に売れているのが前述の「お家でアサイーボウル」だが、「もっと手軽に食べたい」「冷凍庫から出してすぐ食べたい」という幅広い世代のニーズに応えて、2024年6月に新発売したのがカップ入りアサイーボウル「お家でアサイーボウルプレミアム」だ。

2024年6月下旬より一部の小売店、「フルッタフルッタ」オンラインストアにて数量限定で販売を開始する「お家でアサイーボウルプレミアム(180ml)」(オープン価格/希望小売価格 税込み950円)

アサイーボウルのトッピングの王道である、バナナ、いちご、マンゴー、ブルーベリーがすでにトッピングされた状態で冷凍しているので、カフェで食べるようなアサイーボウルが、冷凍庫から出しただけで食べられる。凍らせても硬くなりすぎない糖度にこだわっているが、冷凍庫から出して少し時間をおいたくらいのやわらかさもおすすめ だという。

見た目は、カフェなどで食べるアサイーボウルと比べてもそん色のないリッチ感だ。フルーツはいずれも完熟の食べごろで、美味しい部分だけをカットしたような高級感がある。

実食した感想は、ものすごく濃密なアイス&1個で満腹のボリューム感

アサイーのピューレ部分にも、バナナ、マンゴー、イチゴ、ブルーベリーなどがミックスされているので、一言で言うと「濃厚で口どけの良いアイス」そのもの。これならZ世代はもちろん、これまでアサイーを敬遠していた中高年男性にも受け入れられやすいだろう。

そして1個完食して驚いたのが、そのボリューム感。1個当たりの容量が180ml(ハーゲンダッツは110ml、スーパーカップ200ml)とビッグサイズ。しかも栄養がみっちり詰まっているせいか一般的なアイスよりもすごく濃密で、1個食べるとすごい満腹感…。この満腹感で283kcaと平均的なカップ麺の6割程度、たんぱく質も食物繊維も多くその他の栄養価も高いので、Z世代がダイエット時に頼る気持ちもよくわかる。「暑くてカップ麺すら食べたくない」という時や、食が細くなったシニアの栄養補給にいいかもしれない。

気になるのは税込み950円という価格だが、長澤社長は強気だ。「Z世代はお金を使わないというが、自分が必要だと感じたものに関しては出費を惜しまない傾向もある。そのあらわれが、ファーストフードが食べたい時にタイパを重視してUber Eatsでオーダーする人も少なくないこと。アサーボウル用のフルーツを買ったりカットしたり、外出してカフェに食べに行く時間が節約できると考えれば、十分納得してもらえる価格 だと思う」(長澤社長)

ちなみに最近Uber Eatsのデリバリーアサイーボウルを調査したところ、送料と商品代金を合わせて合計2000円前後が最も多いというデータがある。確かにそれに比べればだいぶ安いといえる。

「お家でアサイーボウルプレミアム」発表会で「Açaí  is back!」と力強く宣言する長澤社長

またフルッタフルッタのアサイー製品は、森をつくる農業「アグロフォレストリー栽培」によるアサイーだけを使用している。アグロフォレストリーは栽培中にCO2を吸収するため、同社のアサイー製品には一製品あたりの原料使用量に基づいたCO2削減量を記した「CO2削減マーク」が付いている。同じ製品で、CO2削減マークがあるものとないものを同時に販売したところ、CO2削減マークが付いている製品のほうの売れ行きがよかったという。こうした購買行動も、Z世代特有のものかもしれない。

取材・文/桑原恵美子
取材協力/株式会社フルッタフルッタ。

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