異なる年代のビジネスパーソンが協力・連携し合って働く会社では、年代の違いによる価値観および考え方の違いから、摩擦やモヤモヤが生じることが多々ある。
そんな「職場のジェネレーションギャップ」に関するアンケート調査がこのほど、ネクストレベルにより、社会人経験がある男女564人を対象に実施された。調査結果は次の通り。
30~50代の約4人に3人が、職場の若手に対してジェネレーションギャップを感じた経験あり
社会人経験がある30~50代の男女423名に「職場の若手に対してジェネレーションギャップを感じた経験があるか」と尋ねたところ、約4人に3人が「ある」と回答した。
「実際にどんなところでジェネレーションギャップを感じているのか」と尋ねたところ、1位は「連絡が口頭ではなくLINEやメールばかりなこと」で、約30%が若手と連絡手段における価値観が違うと感じていることがわかった。同回答をした人からは次のようなコメントが寄せられた。
・隣の席から、明らかに直接話せばいいような内容をチャットで聞いてくる。煩わしいのでその場で口頭で回答すると嫌な顔をされる。(東京・40代・女性)
・アルバイトで雇っていた学生が、開始10分前に「今日用事ができたので行けません」とLINEで送るだけでOKだと思っている。(福岡・30代・男性)
・体調が悪いと電話ではなくLINEで簡単にすませようとする。「お大事に」と返すとスタンプでありがとうございますと送ってきた。(京都・40代・女性)
以下、2位「打たれ弱い」、3位「仕事よりプライベートを優先させる」、4位「仕事中にスマホを触る」、5位「電話をとる・掃除をするなどの雑務をしない」と続いた。
若手が先輩に対して感じるジェネレーションギャップ、1位は「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」
他方、若手の考えを知るべく、18歳~39歳の社会人経験がある361名に「職場の年上の人に対してジェネレーションギャップを感じたことがあるか」と尋ねたところ、約8割が「ある」と回答した。
「先輩と仕事をしていてジェネレーションギャップを感じるのはどんな時か」と聞いたところ、「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」と回答した人が36.8%と最も多かった。同回答をした人からは次のようなコメントが寄せられた。
・「生理痛で休むのは根性がないからだ」とか2人目を妊娠した先輩には「旦那との夜がよっぽど良いんだな」とか言っていた。「昔はこれくらい普通だった」はもう通じない。(愛知・20代・女性)
・注意をするときにいちいち人格否定をしてくる。(茨城・20代・男性)
・制服の話で男性の前でも平気で、「あなたは胸がないからSサイズでしょ」と言われた時は目が点になった。(埼玉・30代・女性)
以下、2位「飲み会が好き」、3位「根性・ガッツで仕事をする」、4位「便利なツールを使えない」&「同じ話を平気でする」と続いた。