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Upcycle by Oisixとプロントがコラボしたコーヒーの豆かすからできたお菓子が大ヒットしている理由

2024.07.01

<Upcycle by Oisix×プロント>コーヒーの豆かすをアップサイクルした話題のお菓子とは?

Upcycle by Oisixは、食品サブスクリプション大手のオイシックス・ラ・大地から誕生したフードロス解決型ブランド。未活用だった廃棄予定食材をアップサイクルし、おいしいスナックや加工食品へ生まれ変わらせ、活用・販売する取り組みを行っています。

そんなUpcycle by Oisixと、幅広い層に人気の飲食チェーンであるプロントのコラボレーションによって生まれたのが、2023年にリリースされた『コーヒーから生まれたあられ』シリーズです。

【オイシックス・ラ・大地】

「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」などの食品宅配サービスを展開。有機や無添加など、食べる人の安全性にこだわった食品やミールキットの通信販売を行う。

【プロントコーポレーション】

300店舗を超える (2023年時点)カフェや飲食チェーンを展開。主要ブランドである「プロント」は、昼はカフェ、夜はお酒が飲める酒場バーとして業界でも類を見ない形態をとっているのが特徴。

出典:Upcycle by Oisix × プロント 「コーヒーから生まれた チョコあられ(抹茶)」販売開始

『コーヒーから生まれた チョコあられ』の大きな特徴は、コーヒーを抽出した後に出る豆かす(コーヒーグラウンズ)が原料として使われていること。

コーヒーの豆かすはそのまま食べると食感が気になるところですが、サクサクしたもち米生地のあられと組み合わせることでその食感をカバーし、コーヒーの芳醇な香りを楽しめるコーヒー好きにはたまらないお菓子になっているとか。

出典:Upcycle by Oisix × プロント 「コーヒーから生まれた チョコあられ(抹茶)」販売開始

コーヒー豆の価格高騰が騒がれている一方で、コーヒーの豆かすは特に飲食店では大量廃棄されることが多い食材。そのコーヒーの豆かすを活かした商品であることや、食物繊維が含まれているヘルシーさなどから、「罪悪感の少ないお菓子」として話題を呼びました。

出典:Upcycle by Oisix × プロント 「コーヒーから生まれた チョコあられ(抹茶)」販売開始

そしてこのたび、2024年5月に新フレーバーである『コーヒーから生まれた チョコあられ(抹茶)』が発売され、再び注目を集めています。

――「コーヒーから生まれた チョコあられ」シリーズ開発の背景を教えてください。

コーヒーは世界中で多くの人が日常的に楽しんでいる飲料ですが、ご家庭ではコーヒーを抽出したあとのコーヒー豆かすは、多くが生ごみとして処理されているのが現状です。

プロントを始めとしたコーヒーチェーンにおいてもコーヒー豆かすの廃棄には課題を抱えており、Upcycle by Oisixではこのアップサイクルに取り組むことで、家庭ごみ削減のヒント、外食産業での課題解決の両方に意義があると考えました。

プロントでは取り扱うコーヒー豆にこだわりをもって選定しており、またコーヒーグラウンズには食物繊維が含まれています。「このまま捨てるのはもったいない」という気持ちから、日本らしい事業系フードロス削減の形を提示したいと考え、両社の取り組みがスタートしました。(オイシックス・ラ・大地ご担当者さま)

――同シリーズの現在までのご反響はいかがですか?

商品そのもののおいしさと共に、アップサイクルを応援するお声をいただいています。

<口コミコメント例>
「後引く美味しさで、止まらずあっと言う間に食べ終わりました。 アップサイクルで環境にも良いし、また注文したいです。」
「アップサイクル、フードロスを減らす動きが気に入って購入しました。 あっという間に一袋食べても罪悪感がない?おやつ。 チョコもコーヒーも好きなので美味しかったです。」
「アップサイクルという言葉を知らなかったが、こういった身軽な商品があると生活に取り入れやすい。」など
(オイシックス・ラ・大地ご担当者さま)

――新たにリリースされた「コーヒーから生まれた チョコあられ(抹茶)」のおすすめポイントを教えてください。

コーヒー豆かすのほろ苦さにマッチするよう独自配合したチョコレートが特徴。上品な香りと穏やかな旨みとコクが特徴の愛知県西尾の抹茶を使用した抹茶チョコレートと、クーベルチュールホワイトチョコレートを合わせています。

苦みと甘味がほどよい仕上がりで、お茶請けだけでなく、ワインやスパークリングワイン、ウイスキーのお供、またアイスクリームと組み合わせても美味しく召し上がっていただけます。(オイシックス・ラ・大地ご担当者さま)

――アップサイクル商品の開発において、今注目されている原料や分野はありますか?今後のご展望について教えてください。

2020年の国内のフードロス522万トンのうち事業系は275万トン。さらにその内訳は、食品製造業121万トン、外食産業は81万トン、食品小売業60万トン、商品卸売業13万トンとなっています。

Upcycle by Oisixでは、今後もあらゆる食領域のパートナーとコラボしてフードロスを削減すると共に、よりお客様に興味を持ってもらえるような新しくて驚きのある、そして何よりおいしい商品を生み出していきたいと考えています。(オイシックス・ラ・大地ご担当者さま)

アップサイクルはごみ減量化の救世主になるか

アップサイクルには様々な分野がありますが、特に食品ロスの面では大きな期待が寄せられています。家庭でも実践しやすく、例えば普段捨ててしまうような野菜のヘタや皮の部分も、調理や味付けの仕方次第で美味しい料理になることもあります。

リメイクやDIYにもいえることですが、これまでの常識を捨てて「何かに使えるかも?」という考えにシフトするのが、日常的なアップサイクルのコツであり、楽しさでしょう。

今回ご紹介したようなお菓子やスナックは気軽に試すことができ、アップサイクルを体験するきっかけとしてはもってこいです。これを機に、これまでよりも少しだけアップサイクルを意識した選択をしてみてはいかがでしょうか?

取材協力/オイシックス・ラ・大地株式会社

文/黒岩ヨシコ
編集/inox.

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