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「励みになります」という言葉の上手な使い方とは?好印象を与える返答・返信のポイント

2024.10.04

せっかくお褒めの言葉や励ましの言葉をもらったときに、適切な返し方がわからず、自信を持って返答できないことがあるでしょう。

この記事では、お褒めの言葉や励ましの言葉への返答で用いられる「励みになります」の意味、使い方・例文、使用する際のポイントを解説します。あわせて類語・言い換え表現も確認しましょう。

「励みになります」とは?基礎知識を解説

「励みになります」は、誰かからお褒めの言葉や励ましの言葉をもらったときの返しとして便利な言葉です。

近年の傾向として、相手から褒められたときに変に謙遜せず、感謝の気持ちを伝えたほうがいいとされています。とはいえ、毎回「ありがとうございます」とだけ伝えるよりも、「励みになります」などとあわせて伝えたほうが、相手への印象が良くなるでしょう。

それでは、「励みになります」の意味や目上の方にも使えるかどうか、使い方・例文、返答・返信のポイントを解説します。

■意味は「ある物事のおかげで頑張れること」

「励みになります」の意味は「ある物事のおかげで頑張れること」「ある物事が自分にとっての心の支えになること」です。また、「それに励まされるさま」も表します。

「励み」の読み方は「はげみ」です。「励むこと」「精を出すこと」「気力を奮い立たせるもの」「精を出す支えとなるもの」などの意味があります。たとえば、「仲間の声援を励みに戦う」などと用います。

■「励みになります」は目上の人にも使えるか

「励みになります」というフレーズは、目上の方にも使える敬語表現です。「ます」という表現が丁寧語にあたります。

そのため、ビジネスシーンで上司などからお褒めの言葉や励ましの言葉をいただいたときに使っても問題ありません。「ありがとうございます」だけよりも、相手からの言動による喜びの気持ちをしっかりと表現できます。

ただし、書き言葉として用いるには少しカジュアルな印象を与える表現です。メールや書面などでは、異なる表現に言い換えたほうがいいかもしれません。

ビジネスシーンでの使い方・例文

それでは、実際のビジネスシーンでの使い方を、例文で簡単に確認しておきましょう。

・温かいお言葉をありがとうございます。励みになります。
・そのようにおっしゃっていただけると、とても励みになります。
・みなさんの応援が励みになります。ご支援ありがとうございます。
・〇〇さんのお言葉が励みになりました。

このように、基本的にはお褒めの言葉や励ましの言葉をいただいたときに用いることが多いです。また、以下のように誰かの言動に勇気づけられたときなどにも使用可能です。

・〇〇さんを見ていると励みになります。

■「お褒めの言葉」への返答・返信のポイント

相手からお褒めの言葉をもらったときの返答・返信のポイントは、以下のとおりです。

・褒められたことを素直に受け入れる
・相手へ感謝を伝える
・周囲のサポートへの感謝を伝える
・今後の展望や抱負を伝える

日本では、謙遜が美徳とされてきました。そのため、相手から褒めてもらったときに謙遜する人が多いようです。

しかし、変に謙遜しすぎてしまうのも、せっかく褒めてくれた相手の気持ちを否定することになりかねません。相手からお褒めの言葉をもらったときには、笑顔で「ありがとうございます」「光栄です」などと伝え、素直に喜びを伝えると良いでしょう。

■「励ましの言葉」への返答・返信のポイント

一方、相手から励ましの言葉をいただいたときの返答・返信のポイントも、「感謝の気持ちを伝えること」です。励ましの言葉をいただいたときに多くを語る必要はないため、以下のような返答・返信をすると良いでしょう。

・〇〇さんのお言葉が励みになりました。ありがとうございます。
・温かいお言葉をありがとうございます。
・先日はお心のこもった言葉を掛けてくださり、感謝いたします。
・親身なご助言、ありがとうございます。

「励み」の類語・言い換え表現2つ

あわせて、「励み」という言葉と似たような意味を持つ類語・言い換え表現を確認しておきましょう。

「励み」の類語・言い換え表現の例は、以下のとおりです。

1.鼓舞
2.激励

なお、「励ましの言葉」と言い換え可能な表現には、「温かなお言葉」「親身なご助言」「お心のこもった言葉」などがあります。

「お褒めの言葉」と言い換え可能な表現には、「身に余るお言葉」などがあります。「お褒めの言葉をいただいた」は、「お褒めにあずかった」と言い換え可能です。

それでは、「励み」の類語・言い換え表現の意味などを解説します。

■1.鼓舞

「鼓舞」とは、「大いに励まし、気持ちを奮いたたせること」「勢いづけること」を意味する言葉です。読み方は「こぶ」で、「鼓舞する」「鼓舞される」などの形でも使われています。

たとえば、以下のように用います。

・落ち込んだとき、いつも応援してくれる母のことを思い出して自分を鼓舞してきました。
・彼の勇気ある行動は、多くの社員を鼓舞した。

■2.激励

「激励」とは、「励まして奮いたたせること」を意味する言葉です。読み方は「げきれい」で、ビジネスシーンでも「叱咤激励する」などのフレーズで使われています。

鼓舞と激励は、どちらも似たような意味の言葉です。違いは、鼓舞が気持ちを盛り上げて奮いたたせるのに対して、激励は言葉を通じて励ますようなニュアンスがあることです。

「励みになります」を適切に使おう

誰かからお褒めの言葉や励ましの言葉をもらったとき、近年では変に謙遜せずに感謝などの気持ちを示したほうが良いといわれています。

このようなシーンで使いたいのが、「励みになります」というフレーズです。お褒めの言葉をもらったときには、褒められたことを素直に受け入れる・相手へ感謝を伝える・周囲のサポートへの感謝を伝えるなどのポイントをおさえて返答しましょう。

「励み」の類語・言い換え表現には、「鼓舞」「激励」などがあります。似たような意味の言葉も含めて意味や使い方の例、返答のポイントなどを確認し、適切に伝えられるようになりましょう。

構成/chihaya

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