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プログラミング教育の市場は前年比114.5%で253億円超、2030年までに1000億円規模に成長する見込み

2024.06.22

GMOインターネットグループのGMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」は、経営コンサルティングサービスを展開する船井総合研究所と共同で、『2024年 プログラミング教育市場規模調査』を実施。

本稿では、先日発表された調査結果の概要を同社リリースを元にお伝えする。

プログラミング教育市場規模は253億円超規模に

2024年の子ども向けプログラミング教育市場規模は253億8千万円という結果となった。これは前年比114.5%となり、6年連続で成長している。

2020年度より順次開始された小学生から高校生までのプログラミング教育の必修化や、2025年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)への「情報」科目採用などの背景から、民間でのプログラミング教育の需要が高まっていると考えられる。

「コエテコ byGMO」・船井総研:子ども向けプログラミング教育市場の展望

■2030年までには1000億円を超える市場になる可能性も

2025年度共通テストにおける教科「情報」の導入により、以下のような市場変化が起こり、その結果2030年までに子ども向けプログラミング教育市場は1000億円を超える市場へ急成長する可能性がある。

1)受験系市場の誕生・拡大

今までの子ども向けプログラミング市場は受験とは関係がない「習い事」としての側面が強かった一方、2025年度共通テストへの「情報」の採用によって学習塾・予備校業界においても情報教育の導入が加速。受験系情報教育市場という分野が急成長していくことが予想される。

既に大手予備校や一部のプログラミングスクールにて教科「情報」対策模試やイベント等が実施されており、多くの受験者・参加者を確保している例もある。

2025年度共通テストへの導入以降は、さらに成長が加速していくことが考えられる。

2)プログラミング・情報教育の価値の市場への浸透

また、近年は高度IT人材と呼ばれる高いITスキルを持った人材が高年収で企業に招かれる事例が多くある。そのような報道がより盛んになることで、プログラミング・情報教育の価値が各家庭に浸透。受講者数が増加することに繋がると予想される。

3)女児の参加率の上昇

現在、プログラミング教室に通う子どもの男女比を見ると男児が多くを占めている。しかし、今後は受験対策としてプログラミング教室に通う女児が増加していくことが見込まれる。

また、IT系の職種はリモートワークや復職のしやすさから女性からの人気も高まっており、女性のライフプランに合わせた働き方がしやすい点からもプログラミング・情報教育への女児の参加率が上昇することも考えられる。

2024年時点では多くのプログラミングスクールや学習塾関係者の体感として、1000億円市場についてはイメージが付かないような状況だと推測できる。

しかし、成長速度は「教育機関」「家庭」「民間教育事業者」といった3者におけるプログラミング教育の浸透スピードにも依存するが、上記の1)~3)といった要因を中心に、中長期的な1000億円市場への到達の可能性は非常に高いと言えるだろう。

調査概要
調査テーマ:国内における「プログラミング教育市場」の規模予測
調査方法:
・「コエテコ byGMO」と船井総合研究所による市場関係者へのヒアリング
・「コエテコ byGMO」と船井総合研究所が保有するデータ
・調査機関の公開情報の収集
調査期間:2024年3月1日~2024年3月31日
調査対象:以下該当の民間運営で月謝制の継続受講型の子ども向け(※)プログラミング教室・スクール
(1)ロボット製作とプログラミングをかけ合わせて学ぶ「ロボット・プログラミング教室」
(2)プログラミングを学ぶことに特化した「プログラミング教室」
(※)幼児から高校生向け

関連情報
http://www.gmo.jp/

構成/清水眞希

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