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ビジネスシーンで日常的に使っている「少々お待ちください」というフレーズ。英語ではどのように表すのでしょうか?
今回は、対面や電話、メールで伝える「少々お待ちください」の英語フレーズをご紹介します。
対面で「少々お待ちください」を伝える英語フレーズ【1】「Just a moment, please.」
まずは対面で使える、丁寧でオーソドックスな「少々お待ちください」をご紹介します。
「Just a moment, please.」(少々お待ちください)
「a moment」は「少しの間」という意味です。シンプルですが、定番の言い方です。「please」をつけることで丁寧な表現になります。対面でも電話でも使用できます。
対面で「少々お待ちください」を伝える英語フレーズ【2】「Would you wait for a moment?」
「Would you wait for a moment?」(少々お待ちいただけますか?)
「Would you~?」は、丁寧な表現で「~してくださいませんか?」とお願いをする時に使う英語の表現です。
これをさらに丁寧に言いたい場合には「please」を加えて、下記のように言うことも可能です。
「Would you please wait for a moment?」(少々お待ちいただけますか?)
対面で「少々お待ちください」を伝える英語フレーズ【3】「Would you mind waiting for a minute?」
他にも「少々お待ちください」は、英語で次のように表すこともできます。
「Would you mind waiting for a minute?」(少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?)
「Would you mind 〜ing」は「〜しても差し支えないでしょうか」という意味のフレーズで、丁寧にお願いする時の表現としてよく使われます。
■「a moment」「a minuite」「a second」の違い
「a minuite」は直訳すると「1分」、「a second」は「1秒」となりますが、「a moment」と同様に「短い間」「少しの間」という意味で使われる表現です。
ただ、丁寧さの度合いとしては「a moment」の方が、「a minuite」「a second」よりも丁寧なニュアンスを持ちます。シーンや相手との関係性によって、使い分けるといいでしょう。
対面で「少々お待ちください」を伝える英語フレーズ【4】「I will be with you shortly.」
続いては、何か別のことに対応している時に「少々お待ちください」と伝えるフレーズです。
「I will be with you shortly.」(すぐにそちらにお伺いします)
「(今は別のことをしているけれど)すぐにあなたに対応しますよ」というニュアンスです。
「shortly」は「まもなく」「すぐに」という意味を持ちます。
電話で使える「少々お待ちください」の英語フレーズ【1】「Please hold on.」
続いては電話で「少々お待ちください」を伝える英語フレーズです。
「Please hold on.」(そのまま切らずに少々お待ちください)
「hold on」は「(電話を切らずに)そのまま待つ」という欲しいことを伝える、スタンダードなフレーズです。他にも「hold on」には、「そのまま持続する」「持ちこたえる」などの意味があります。
受話器を持ったまま、スマホを持ったままの状態でいてくださいというニュアンスになります。
電話で使える「少々お待ちください」の英語フレーズ【2】「Please hang on.」
「Please hang on.」(そのままで少々お待ちください)
「hang on」は「hold on」と同様に、電話中に「少々お待ちください」と伝えるフレーズです。「hold on」よりも口語的なニュアンスになります。
「a minuite」や「a second」を語尾に加えることもできます。
「Please hang on a second.」(そのままで少々お待ちください)
■待たせた相手にひと言付け加えるなら
日本では待っていてもらった相手に「お待たせして申し訳ございません」など、謝罪を伝えるものですよね。そんなシーンで使える英語フレーズはこちら。
「Thank you for waiting.」(待ってくれてありがとうございます)
もしくは
「Thank you for your patience.」(お待ちいただき、ありがとうございます)
「patience」は、「忍耐」「辛抱」等の意味を持つ単語です。直訳すると「あなたの忍耐に感謝いたします」となりますが、お待たせした相手に言う定番のフレーズです。
このように、英語では待ってもらった相手には感謝を伝えます。言葉にも文化の違いを垣間見ることができますね。
「少々お待ちください」をメールで伝える英語フレーズ【1】「I’ll get back to you shortly. 」
続いてはビジネスメールなどで使える「少々お待ちください」を伝えるフレーズです。
「I’ll get back to you shortly. 」(すぐにご連絡いたします。)
「get back to you」は「連絡する」という意味で、ビジネスシーンでよく使われます。電話の場合は「すぐに折り返しいたします」という意味にもなります。
「少々お待ちください」をメールで伝える英語フレーズ【2】「We would appreciate your patience. 」
他にも、下記のような表現もできます。
「We would appreciate your patience. 」(もうしばらくお待ちいただければ幸いです)
先ほどご紹介した「patience」を使用したフレーズです。これは少し長めに待たせてしまっている場合に使えます。
さまざまな「少々お待ちください」を英語で伝えよう
色々な「少々お待ちください」の言い方を知っていれば、シーンに合わせてニュアンスを調整できます。
今回ご紹介した8フレーズ、ぜひ覚えてみてくださいね。
文/まなたろう