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声のトーンで第一印象が決まる?表情とともに意識したい声の使い分け

2024.06.22

第一印象は、ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも大切にしたい。その印象を決めるのは、服装や髪型だけでなく、表情、さらに声のトーンがある。声のトーンは、意識していなくても、楽しいときは高く、寂しいときは低く変化している。このトーンを意識して変えることで、相手に与える印象が変わるため、ぜひ試していただきたい。

そもそも声のトーンとは

声のトーンとは、ひとことでいうと声の高低のこと。高い声、低い声、それぞれ好みがあるかもしれないが、メラビアンの法則で知られるように、声もコミュニケーションの向上にひと役かっている。

メラビアンの法則というのは、1971年、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン氏によって発表されたものだ。この法則によると、人間は、他人とコミュニケーションをとるとき、言語・聴覚・視覚の3情報から判断し、割合は、以下の通りだ。

言語:7%
聴覚:38%
視覚:55%

視覚が大きな影響を与えるであろうことは予想できただろうが、言語に比べて、聴覚での判断がこれほど大きいということは、想像していなかったのではないだろうか。もちろん、語彙も大切だが、言葉自体を、どんなトーンの声で伝えるかにより印象が変わることがわかる。TPOに合わせたトーンで話すことも重要だ。

シーンごとに意識したい声のトーン

どのようなトーンを意識するのが好ましいのか、シーン別に紹介する。

■あいさつ

あいさつは、特に第一印象を決める重要なシーンのため、いつもより高いトーンで発声することを心がけよう。明るくて、大きな声で歯切れよくあいさつすることで、さわやかな好印象を与えることができる。

このとき、低いトーンであいさつすると、元気がない印象や、人によっては頼りなさそうという印象を残してしまうかもしれない。

■アポ取り

アポイントメントを取り付ける場合も、高いトーンで話そう。メールなど文字情報だけでなく、声は多くの情報を含むため、文字にすると同じ言葉でも、声のトーンで印象は大きく変わる。特に電話の場合、表情が見えない分、明るく、高いトーンで話したい。

■プレゼンテーション

多くの人前で話すプレゼンも、トーンは高めがいいだろう。重要なパートは、ゆっくり話すなど抑揚もつけて話そう。

低いトーンだと、ぼそぼそと自信なさげに話しているような印象を与えかねない。しっかり一番後ろの人まで聞こえるように意識しよう。

■会議

人前で発言するという意味では、会議も同じように感じるが、少人数で話している場合は、低いトーンで、語尾までしっかり相手に伝えるイメージで発声することで、安定感や信頼感を与えられる。初めのひとことは、高めのトーンで注目を集めるのもいいが、ずっと高いトーンだと、軽く受け取られることもある。

■謝罪

最も大切なのは、謝罪の気持ちが相手に伝わるトーンであるかどうか、つまり心を込めて声を発しているかどうかだ。それを踏まえたうえで、低めのトーンの方が、気持ちが伝わる可能性が高い。

とはいえ、謝罪に関しては声のトーンを意識するより、心から謝罪の気持ちを伝えようという思いで発したトーンが、一番伝わるだろう。

声のトーンを上げる方法

声のトーンを上げる練習をしてみよう。歌と同じで、言葉も音符で表現できる。「ドレミファソ」と音階を発声し、「ソ」の音を確認。

その音で、「はじめまして」「こんにちは」などのあいさつをしてみよう。毎日、少しずつ練習することで、特別意識せずとも、声のトーンを上げることができるようになる。

声のトーンを下げる方法

声のトーンを下げる方がむずかしいかもしれない。しっかりと腹式呼吸で声を出すことを意識し、喉を開いて発声しよう。喉を開くというのが、イメージできない場合は、寒い日に手のひらを温めるときに息を吹きかけるようなイメージで、息を吐いてみよう。そうすることで喉が開くため、そのまま声を出す練習をしてみよう。

声のトーンによって、相手に与える印象は異なる。電話の場合は、基本的に高めのトーンが望ましいが、シーンや相手によって適切な声のトーンは異なる。声のトーンの高低を使い分けられるよう日頃から練習しておきたい。

文/林ゆり

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