調査結果.3 動物を見たい場所 上位に「野生の動物がいる公園や地域」、「動物が放し飼いの動物園」も人気
日本を訪れた際に動物を見たり触れ合ったりできるスポットに「絶対にいきたい」または「できれば行きたい」と答えた人を対象に、どういうスポットに行きたいか聞いた。
複数回答形式で質問したところ、1位は「水族館」で75%となった。2位は「野生の動物がいる公園や地域」(71.4%)となり、多くが奈良公園などの野生動物がいる場所を訪れたいと考えていることがわかった。このほか、宮城蔵王キツネ村のような「動物が放し飼いの動物園」も60.1%となり、人気が高いことがわかった。
調査結果.4 日本で動物を見たり触れ合ったりしたい理由 6割強「環境がよくきれいで清潔感を感じるため」
日本を訪れた際に動物を見たり触れ合ったりできるスポットに「絶対にいきたい」または「できれば行きたい」と答えた人を対象に、理由について複数回答で聞いた。最も多かったのは「日本の動物園は環境がよくきれいで清潔感を感じるため」で61.4%が選択した。これに「地元では野生に近い動物が見られないため」(44.6%)、「地元には動物と触れ合える施設がない/少ないため」(36.6%)が続いた。
調査を受けて…「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」蔡 宇淮(さい・うかい)編集長
調査では、日本で見たり触れ合ったりしたい動物ランキングの1位が「キツネ」、2位は「鹿」となりました。台湾や香港にはキツネや鹿を見たり触れ合ったりできる場所がほとんどないため、エサをやったり、一緒に写真を撮ったりすることは台湾人・香港人にとって、貴重な体験です。
台湾・香港ではできない「非日常的」なことにニーズがあるという現れだとみています。ラーチーゴー!日本でも、キツネと触れ合える施設の記事は人気で、日本旅行を計画する多くの台湾人・香港人に読まれています。
また、今回の調査では、日本で動物を見たり触れ合ったりしたい理由として6割超が「環境がよくきれいで清潔感を感じるため 」と回答しました。日本は、清潔感のある場所が多い国だと感じますが、動物園や水族館もそのうちの一つです。動物の匂いなどで来場者が嫌な気持ちになることがないよう、気配りがされていることが評価につながっているのだとみています。
●蔡 宇淮(さい・うかい)編集長プロフィール
略歴:早稲田大学大学院日本語教育研究科修了。
日本語能力は最も高いN1を保有。ビジネスシーンでの日本語にも対応。
大学院卒業後「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」にて旅行ライターとして経験を積み、2018 年から現職。編集長就任1年で月間ユーザー数を100万人から250万人へと倍増させることに成功。素食(オリエンタルベジタリアン)としての知見も持つ。
2020年 長野県観光機構「繁字体オウンドメディアライティング」講師
2021年 訪日グローバルキャンペーン等に対応したコンテンツ造成事業「いすみ里山・里海体験日台友好ツアー 」台湾人アドバイザー
2022年 群馬県インバウンドカレッジ講師
<調査概要>
調査対象:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の台湾人・香港人ユーザー (繁体字中国語で聞き取り)
実施期間:2024年4月15日~4月26日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:3767
※数値は、小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記している。
出典:ラーチーゴー!日本
構成/こじへい