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素直になれない人の心理的要因とは?生きづらさから脱け出す3つの方法

2024.06.23

思っていることとは違うことを言ってしまったり、強がらなくていい場所で平気なふりをしてみたり、素直になれないことを悩んでいる人は意外と多いもの。

ただ自分の気持ちをそのまま伝えるだけなのに、なぜ素直になれないのでしょうか?

素直になれないのには、自分の考え方や過去の出来事などが関係していると言われています。素直になれないことは仕事や恋愛などでは弊害となり、生きづらさを感じてしまうことも。

今回は素直になれない人の原因と素直になれない自分を変える方法をお伝えします。

素直になれない人の心理的原因

素直になれない人にはさまざまな原因があります。ここでは心理的な原因を見ていきます。

1.プライドが高い

プライドが高い人は自分の気持ちを素直に表現することが苦手です。なぜなら、プライドが高い人は他人より勝っていないと満たされないからです。虚勢を張って自分の気持ちを隠そうとします。

また、プライドが高い人は他

人から否定されることを嫌います。これも他人よりも勝っていないといけないという思い込みからです。

2.自分に自信がない

自分に自信がない人も素直になれません。素直な自分をさらけ出したことで、「他人に嫌われてしまうかもしれない」、「こんな自分は受け入れてもらえないかもしれない」という思い込みを持っているからです。

.のプライドの高い人と自分に自信がない人という、一見相反する2つのものが素直になれない原因と聞くと不思議に思うかもしれませんが、どちらも他人から拒否されることを嫌うという共通点があります。しかしその根本にある心理は違い、プライドが高い人は他人から負けたくない気持ちであり、自分に自信がない人は人から受け入れられないかもしれないという不安な気持ちとなります。

3.固定観念が強い

固定観念とは、その人にある主観や価値観、物の見方、考え方が凝り固まっていることを指します。この心理を持っている人は、他人の自分とは違う意見を受け入れない傾向があります。意見やアドバイスなどを素直に聞き入れない様をイメージしてみると、素直ではない人を思い浮かべるのではないでしょうか。

また、固定観念が強い人は、自分の意見や考えを他人に押しつけるという特徴もあります。

4.過去にトラウマがある

過去に素直になったことで誰からから否定されたり、拒否された経験があると、それがトラウマになり、素直になれなくなった人もいます。

これには自己防衛本能が関係しています。二度とあんな思いをしたくないという気持ちから、素直になることを本能で拒否してしまっているのです。

素直になれない自分を変える3つの方法

「もっと素直に本音を言えたら楽なのに……」と後悔することが増えると、それだけ生きづらさを感じることになり、素直になれない自分のことを嫌いになってしまう可能性も。ここでは素直になれる方法をご紹介します。

1.相手の意見を受け止める

素直になれない人は、自分とは異なる意見や相手からのアドバイスを素直に受け入れることができません。理由は原因で触れたように、プライドの高さや自信のなさが関係しています。

相手の意見を受け入れられない人は、相手が発言中でも構わず言葉を遮ってまで否定することがあります。まずは、否定をせずに最後まで聞くように努めましょう。そして、その意見を一度自分の中で受け止めてください。すぐに否定せずに一度その意見を考える時間を持つのです。

そうすると、あなたのことを否定したり、拒否したりしている意見ではないことが理解できるはずです。

意見はあなたの考えを否定するものではなく、もう1つの物の見方にすぎません。また、アドバイスはあなたのための意見です。すぐに否定されたと反応するのではなく、最後まで聞いて、受け止めるクセをつけましょう。

2.感謝の言葉を伝える

素直になれない人は、感謝や謝罪の気持ちを伝えることも得意ではありません。口に出してまでは言いたくないから、できれば察してほしいと思ってしまう傾向もあります。しかし、言葉にしないと伝わらないことがほとんどなのです。

素直になれない人は謝罪を表現することが不得意なので、まずは感謝の気持ちを言葉で伝えるようにしてみてください。

感謝というポジティブな気持ちを伝えることで相手もあなたに心を開いていきます。相手が素直に感情を表現してくれるようになれば、あなたも素直になりやすい関係になっていけるでしょう。

3.全員に好かれたいという気持ちを捨てる

拒否されたり、否定されたくない気持ちの裏には、誰からも嫌われたくない、拒否されたくないという心理が隠されています。つまり、全員から好かれたいと思っているのです。

しかし、全員から好かれることは不可能です。どんなに人気がある芸能人でも、その人を嫌いという人は少数ですが存在します。

全員から好かれる必要はありません。あなたに大切にしてくれる相手にだけで十分だと思えるとグッと生きやすくなりますよ。

文・構成/藤野綾子

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