
目次
「毅然とした態度」を持つ人に、強い憧れを抱いたことはないだろうか?そんな思わず目標にしたくなる毅然とした人は、見習いたい点が複数ある。
そこで本記事では、まず意味の解説を行い、なることへのメリットを紹介していく。例文や言い換えも補足するので、ぜひ最後まで見て理解を深めていこう。
「毅然とした」の意味とは
「毅然とした」についてだが、読み方は「きぜん」という。次に、辞書を引いてみたので意味も見てみよう。
意志や態度が、強い信念のもとにあり、柔弱な様子をみせないさま。強くてりっぱなさま。 |
強靭な意思とあるが、根となるものに「信念」が必ずのるのが着眼点だ。冒頭で述べた「憧れ」の対象となるのは、やはり弱々しさを見せない強さにある。
毅然とした態度を取るメリット
「毅然とした態度」を取れるようになると、何よりも高い評価を得られる。これより、メリットになる「信頼」「スムーズ」の2点を紹介していこう。
■ぶれないことからの信頼
もしトラブルやクレームが発生した時、「どうしよう」と慌てふためいていたらどう思うだろうか?
ビジネスの場なら、「頼りがないな」と低評価を受けてもおかしくはない。しかし毅然とした態度を取れる者なら、「いざという時、絶対的に頼りになる」と太鼓判を押してもらえるだろう。
一方の恋愛で、仮に列に並び割り込みがあった際に注意したとしよう。ひるむことなく、毅然とした態度で立ち向かう勇気を出したなら、パートナーからは勇ましくて頼り甲斐がある人と評価されるに違いない。
■物事が滞りなく進んでいく
職場や実生活では、人との関わりは避けられないため、衝突が起きれば物事が止まってしまう。またぶつかった際に物怖じしている人なら、一向に進展しないと周りの不満を募らせかねない。
しかし毅然とした態度を取れるのなら、即座に立て直しを図り、スムーズに事を進行されられる。
業務においても「毅然とした態度が根底にあるから、仕事も早く進んで助かる」と重宝されるだろう。
「毅然とした」の使い方
「毅然とした」の言葉は、「態度」を筆頭に他の表現も可能だ。以下より「ビジネス」「日常」2つのシーンにおける例文を紹介していこう。
■ビジネスシーンにおいての例文
「毅然とした」を、ビジネスシーンで用いた際の例文は以下の通り。
・彼は上場企業の役員を相手に、毅然とした態度でプレゼンをこなした。
・売上低迷のなか、彼は毅然とした対応で打開するアイデアを披露した。
遥かに立場が上の人物を相手にしても、毅然に準ずる「信念」が根底にあるのがわかる。一方で士気が下がりかねない状況下でも、社員を鼓舞して困難に立ち向かう姿も毅然を証明するといえるだろう。
■日常のトラブルシーンでの例文
「毅然とした」を、日常のトラブルシーンで用いた際の例文は以下の通り。
・怒り心頭に発した父親相手に、彼は毅然とした口調で渡り合ってくれた。
・泥酔した乗客に、彼は毅然とした姿勢で沈静化をうながした。
「毅然とした」はご覧のように、恋愛や婚姻関係にあるパートナー間でも使える。悪漢に立ち向かう際も、毅然とした態度を持つ者なら何よりも強力な後ろ盾になるだろう。