企業担当者がSEO対策に期待する効果、3位サイト訪問者の質向上、2位問い合わせや売上の拡大、1位は？

2024.06.17

Webサイトを運営やマーケティングするうえで重要なSEO対策。キーワード選定からコンテンツ制作、さらには技術的な調整までSEO対策の業務は多岐にわたるため、外注している企業も多い。

ecloreは、20～50代のSEOという施策を知っている男女、計500名を対象に、SEOに関するイメージ調査を実施した。

SEO対策において難しいと感じる部分は「効果的なキーワード選定」！業者選びで最も重視することは？

まずSEO対策を検討しているか聞いたところ、回答で最も多かったのは「検討していない（38.8%）」、次いで「すでにやっている（外注）（21.4%）」という結果に。

また、外注と内製で比較した場合、実施している場合も、実施前で検討している場合も、既に施策をやめた場合も、外注の方がより選ばれていることが判明した。

SEO対策には、「自社事業の認知拡大（56.2%）」や「問い合わせや売上の拡大（45.8%）」、「サイト訪問者の質の向上（36.2%）」などが特に期待されていることが判明。

そのほか「Webサイトの充実/資産性の向上（31.4%）」や「競合他社との差別化（16.6%）」についても、一定数が期待していることがわかる。

SEO対策で上位化させたいキーワードがTOP10入りする期間としては、「6か月以内（35.6%）」が妥当だと考えている人が最も多い結果となった。そのほかでは「3か月以内（27.0%）」と「1か月以内（13.2%）」が続いている。

この結果から約75%の人は半年以内に成果がでると考えており、さらに40%の人は3か月以内で成果がでる、と比較的短い期間で成果が出ると期待していることがわかった。

SEO対策を行い上位化させたいキーワードがTOP10に入るには、6か月間の場合だと月額でいくらくらいの費用が妥当だと思われているのだろうか。

Q3（TOP10に入るには、どれくらいの期間が妥当だと思いますか？）で1か月以内での上位化を選んだ人は約50%が10万円未満、6か月以内での上位化を選んだ人は、30万円前後の金額が妥当だと考えている人が多いという結果に。金額・期間の妥当性に対する考え方に一定の傾向があることが見てとれる。

SEO業者を選ぶときに重視する項目を2つ選んでくださいと質問をしたところ、最も多かったのは「費用対効果（41.6％）」、次いで「コンテンツの品質（32.6%）」と「上位化の実績（27.0%）」という結果に。

ほかにも「効果的なキーワード選定（23.6%）」と「施策を丸投げできるかどうか（20.2％）」も一定数の人が重視していることが判明した。

SEO対策において難しいと感じる部分を2つ選んでください、と質問したところ、「効果的なキーワード選定（42.8%）」や「自社や競合の分析（33.2%）」、「コンテンツ制作（32.2%）」などが特に難しいと感じられていることがわかった。

SEO業者を選ぶときに施策を丸投げできるかどうかを重視している人は「社内リソースの確保（55.4%）」を、最も難しいと感じていることが判明。

次いで、「コンテンツ制作（43.6%）」や「効果的なキーワード選定（28.7%）」なども難しいと感じていることがわかった。

今回の調査を通して、SEO業者を選ぶ際は「費用対効果」や「コンテンツの品質」、「実績」が重視されていることがわかった。特に「費用対効果」は、4割以上の人が重視しており、費用以上のSEO効果を求めている人が多いことも判明。

SEO対策にかける費用イメージは、人によって大きな差があることも明らかに。実際の費用は施策によって大きく異なるため、どの程度の施策量と期待感で出された見積もりなのかをよく確認して外注する必要がある。

また、SEO対策はどれだけ分析しても、Webサイトを修正したり新規コンテンツを追加したりしなければ、何も変化は起きない。

Webマーケティング施策としてSEOを取り入れる際は、特に実行までできるリソースが社内にあるのか、もしくは外注時にどのくらいの費用がかかるのかを確認することが重要だ。

調査概要
調査日： 2024年3月19日（火）
調査対象地域：全国
調査機関： Freeasy
調査方法：オンラインアンケート調査
調査人数： 500名
調査対象： SEOという施策を知っていると回答した20～50代の男女
出典：「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」

構成／Ara