ブランド初のタブレットは5万円切り
POCOブランド初のタブレット「POCO Pad」は、タブレットとしては大型の12.1インチディスプレイを搭載。解像度は2.5K(2560×1600)で、Webブラウジングがしやすい、少し縦に長い16:10のアスペクト比を採用しています。
スピーカーはドルビーアトモスに対応し、クアッドスピーカーを搭載。3.5mmのイヤホンジャックも付いています。
バッテリーは1万mAhで、33Wの急速充電にも対応。チップセットはSnapdragon 7s Gen 2で、メモリは8GB、ストレージは256GBです。
初期搭載OSはAndroidベースのXiaomi HyperOSで、自社製スマホとの連携が魅力。タブレットの画面上にスマホ画面を投影したり、テキストのコピー情報を共有、スマホから簡単にテザリングができる機能などが利用できます。
販売価格は4万4800円。スマホと同様、かなりコスパに優れたタブレットといえます。なお、グローバル市場で販売される専用タッチペン、キーボードは、日本では取り扱われません。
Xiaomiブランド、POCOブランドで幅広い価格帯にラインアップを拡充
冒頭でも触れた通り、Xiaomiはハイエンドスマホ、ハイエンドタブレットを日本でも発売したばかり。
今回、コスパに特化したPOCOブランドでも新製品を発売することで、上位シリーズのXiaomi、比較的安価なRedmi、コスパ特化のPOCOというラインアップがそろった形になります。
また、Xiaomiはスマートウォッチやワイヤレスイヤホンといった周辺機器、掃除機やTVなどの家電製品も数多く販売しています。今後、さまざまな価格帯、ジャンルに製品を揃えることで、多くのユーザーにXiaomiやPOCOといったブランドが広まっていくことに期待ができます。
今回発表された2製品に搭載されているXiaomi HyperOSは、対応製品が増えることで、シームレスな連携による快適さがより享受できるようになります。iPhone、iPad、Macを同時に使うと簡単に連携できる、そんなイメージではないでしょうか。
幅広い製品を持つXiaomiだけに、生活がより快適になる製品展開、ソフトウエアの機能向上が楽しみになります。
取材・文/佐藤文彦