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つい早口で話してしまう癖を直す方法

2024.06.17

早口で話すことは悪いことではないが、早すぎて何を言っているのかわからないことや、それによる誤解からコミュニケーションがうまくとれないとなると困りものだ。

自分自身の話すスピードがどれくらいなのか、なかなか気づくことができないが、聞き返されることが多いなど、話した内容が一回で相手に伝わっていないことがあるなら、一度確認することをおすすめする。今回は、早口になってしまう原因と、直し方を紹介しよう。

早口になってしまう原因とは

早口になってしまう原因には、大きく分けて3つある。

■1.滑舌の悪さ

口をしっかり開けずに話すため、言葉が聞き取れない。

■2.焦って話す

内容を伝えることより、話しを早く終わらせようとする心理から、話しているうちにどんどんスピードアップしてしまう。せっかちな性格の人も要注意。

■3.頭の回転が速い

頭の中で考えたことを、思考と同じスピードでアウトプットしようとするため、話すスピードに舌や口がついていかない場合がある。すると、相手にとっては、何を言っているのかわからなくなってしまう。

早口で話すことが悪いわけではなく、早口なのに内容がとてもよく伝わる人もいる。それは、意識して早口で話しているからだ。無意識で早口になってしまうのとは別だということを覚えておこう。

早口を直すメリット

早口を直す方法の前に、直すメリットも紹介しておこう。早口で内容がわかりにくい人と話すのは、理解するためにいつも以上にエネルギーを使う。そう感じたら、できれば、その人と話すのは最小限にとどめたいと思ってしまう。ということは、早口であることでコミュニケーションが希薄になるということだ。

いつも焦っていて落ち着きのない人という印象を与えているかもしれない。早口を直すことで、落ち着いた信頼感がある人という印象に変われば、仕事もプライベートも今より好転するかもしれない。ぜひ、試してもらいたい。

早口を直すための練習方法

早口を直すために意識して、習慣にしたい練習方法を紹介する。

■1.口をきちんと開けて話す

口をきちんと開けずに話す人がとても多い。一語一語きちんと発音しようと意識するだけで、早口はかなり改善される。実は、人間の耳は、一音くらい抜けていても、前後の言葉から勝手にこの言葉を話しているのだなと理解して聞いている。

ただ、その状態が長く続くと、聞き返したくなる場面がでてくるのだ。まずは、言葉を丁寧に発することを意識しよう。

■2.相手のリアクションを意識する

早口な人は、自分が話したい内容を一方的に話すことが多い。だが、話は、伝える相手があって成り立つもの。1対1の場合も、1対多数の場合も同じく、自分が話したことに対して、理解してくれているかどうかリアクションを確認することで、どんどん早口になっていくことを防ぐことができる。相手がうなずくのを確認して、次の話をすることで、自然と間ができ、より伝わりやすくなる。

■3.話の内容を事前に整理しておく

ビジネスのシーンでは特に、話す内容を事前に整理しておきたい。重要なポイントを箇条書きにするなどしておくと、それを読み上げるわけではないが、話すべきことが頭の中で整理されているため、焦ったり、話の順番がバラバラになってとりとめのない話になったりする心配がなくなる。

筆者が生放送の打ち合わせをしていた時に、スタッフからよく言われたことが、「○○と△△は、ぜひもので。あとは、3分20秒でまとめてください。」との指示。「ぜひもの」というのは、必ず今回の話の中で入れるべきことで、それ以外は、ゲストとのトークの広がり次第で自由にという意味だ。この「ぜひもの」部分を整理しておくのがいいだろう。

■4.理想の話し方を模倣する

この人の話し方が聞き取りやすいなと感じる人がいたら、その話し方を真似してみよう。話し方には、好みがあるため、自分が理想とする人を真似てみるのがおすすめ。真似をして練習する場合、録画しておくことで、自分がどのような話し方をしているのか客観的に見ることができる。

早口過ぎて驚くかもしれないが、現状を知ることが、早口を直すために重要なポイントだ。毎日、録画する必要はなく、ゆっくり話せるようになったかなと感じるたびに録画を確認し、自分自身が嫌いだなと感じるところを修正することで、理想の話し方に近づくだろう。

早口は、意識することで改善できる。ただ、誤解のないように伝えておくと、早口でも、しっかり相手に伝わる話し方ができる人もいる。早口だからダメということではなく、早口によって、伝わらないことが問題なだけだ。トレーニングは一足飛びにはいかないため、まずは、ゆっくり丁寧に話すことを、毎日、意識して練習してみてはどうだろう。

文/林ゆり

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