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「笑う門には福来る」という言葉があるように、笑顔がステキな人には好印象を受けることが多い。では、自分自身の笑顔は、周囲の人にどのように映っているのだろうか?
普段意識することは少ないかもしれないが、笑顔が変わることで印象がよくなるのなら試してみない手はないだろう。今回は、好印象の笑顔の作り方と練習方法を紹介する。
魅力的な笑顔の作り方とは
自然でありながら魅力的な笑顔とは、どのような笑顔なのだろうか。すてきな笑顔と感じるときは、表情だけでなく、ポジティブな気持ちが入っていることが大切だ。
心がこもっていても、笑顔になっていないということもあるだろう。それは、表情筋が硬く、自分が思っているほど笑えていないこともあるからだ。まずは、自分の笑顔を客観的に見て、研究することが大切だ。好印象になる笑顔のポイントを確認しよう。
■口角を左右均等に上げる
笑うときは、口角を左右均等になるように上げるのがポイントだ。当たり前のように思うかもしれないが、左右対称の顔の人はいないため、自分が思っている以上に左右非対称であることに気づく場合が多い。
筆者も、人前で話す仕事のため意識していたつもりだが、自分が話しているところの録画を確認すると、片方の口角が上がっていることに気づいたことがある。
片方の口角だけが上がりすぎると、ちょっと何かを企んでいそうな印象を与えることもあり、気をつけたい。
■上の歯を8本見せるイメージで口を開ける
口を開かずに微笑むこともあるが、口を開ける場合は、上の歯を8本見えることを意識して、口を左右に開けよう。このとき、下の歯と上の歯茎は、見えすぎないほうがきれいな口もとに見える。
■目も笑うことを忘れずに
笑顔というと、口の形を気にすることが多いが、目も重要だ。口元はしっかり笑っているのに目が笑っていないと「怖い」という印象も与えてしまう。顔全体で笑顔であることを忘れないようにしよう。
好印象を与える笑顔の練習方法
笑顔のポイントがわかっても、いざ笑顔を作ろうとしたらこわばってしまうこともあるだろう。スポーツを習得するときに、準備体操が必要なのと同じように、笑顔を作るための練習を普段から行うことで、自然な笑顔ができるようになる。
■アイウエオ体操で表情筋のストレッチ
マスク着用の期間が長く、いつのまにか表情筋を使う機会が減り、柔軟に動かせていない可能性がある。顔全体をストレッチすることができる「アイウエオ体操」で、表情筋のトレーニングをしよう。
やり方は簡単。「ア・イ・ウ・エ・オ」と、できるだけ大きな口を開けてゆっくりと発声する。1日、何回行うと決めず、手軽にできるため気が付いたときに行うといいだろう。
表情筋を今まで使っていなかった場合、頬のあたりが筋肉痛のような感じになることもあるが、それくらいで正解。自然に口角をあげられるようになるには、柔軟な表情筋が欠かせない。自然な笑顔は、口角だけを上げるのではなく、頬から引き上げるイメージしよう。
■目をぎゅっと閉じて思いっきり開く
笑顔といえば、口元を意識しがちだが、目元も大切だ。口角が上がっていても、目が笑っていないとちぐはぐな印象になってしまう。写真を撮るときに、笑い過ぎると目がなくなることが気になり、目を見開きすぎて怖い印象になってしまった経験はないだろうか。
目もストレッチすることで、表情が豊かになる。まずは、しっかり力を入れて目を閉じる。その次に、ぱっと最大まで目を開く。まばたきは無意識に行っているものだが、しっかり閉じて、瞬時に開けることを繰り返す。「目は口ほどにものをいう」というだけあって、目の表情が豊かになると、笑顔のバリエーションも増える。
■笑顔には歯も大事
笑うときに気になるのが、歯ではないだろうか。自分の歯を見られることにコンプレックスがあると、口角を上げて笑えなくなる。虫歯にならないように、毎日正しく歯を磨くことも大切だ。余裕があれば、ホワイトニングをするなど、自分が自信をもてるような、オーラルケアを取り入れるのもいいだろう。
笑顔で話しかけると、笑顔で返ってくる。コミュニケーションツールとしても重要な「笑顔」は、意識して練習することで、いつのまにか無意識でも自然な笑顔ができるようになる。もちろん、気持ちが伴っていることも大切だ。心から笑っている笑顔を意識したい。
文/林ゆり