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なぜ、NVIDIAの株を持ち続けられなかったのか?人気YouTuberに聞いた後悔

2024.07.02

〈ロジャーパパさんの教え〉
あなたが買おうとしているその株、資産運用?それともギャンブル?

GAFAに勤めていた時、給料の一部がその企業の株だったのですが、数年勤続しないと売れない仕組みでした。おかげで10年近く保有できて、利益も発生しました。でも、正直言ってこれはギャンブルです。仮に途中で売れたとしたら、絶対すぐ売っていたでしょう。資産形成としての投資や、再現性高く勝ち続けるトレードとギャンブルのうちどれをしたいのか、改めて考え直してみるのをオススメします。

ロジャーパパさん米国株YouTuber
ロジャーパパさん
GAFAに9年間勤続した後、2021年にFIREした。YouTubeチャンネル「ロジャーパパ米国株投資」のチャンネル登録者数は13.6万人。

【1】NVIDIAの株価、本当にこのまま上がり続ける?

かつてIntelは、2000年代初頭のITバブルで株価が一気に上がり、66ドルに達しました。ところがバブル崩壊で急落し、その後20年以上当時の最高値をいまだに更新できずにいます。同じ半導体のNVIDIAはAI技術に対する期待が高騰の主な要因ですが、本格的な実用化までには至っていないのが現状です。期待はどこかで現実にならないと、期待外れに変わり株価は下がってしまう。その可能性は考慮すべきでしょう。

Intel株

【2】人間は損失よりも利益を失うほうが怖い

行動経済学で有名な理論に「プロスペクト理論」があります。「人間の行動は本質的に〝損失回避的〟」であり、「まだ上がる期待感」よりも「今売らないと下がるかも」という気持ちを優先するという理論です。その逆で、株価が下落すると、損失を避けるために損切りよりも回復する可能性に期待して保有し続けてしまいがちです。初心者ほどこの理論どおりの思考に陥りがちなので注意!

【3】株を買う前に購入目的を明確にしよう

投資と一口に言っても、長期の資産形成や短期のトレードなど様々で、それぞれ手法が異なります。NVIDIAのような高成長株はその両方になり得るので、最初に方針を定めることが重要です。コア・サテライト運用という考え方があって、資産の中核(コア)はインデックス投資などで手堅く運用し、目的達成まで売りません。その余力でサテライト運用を行なうのですが、さらに短期と長期で分けましょう。長期運用の場合、トレーリングストップを活用すれば値上がりする限り株を持ち続けます。本当に伸びる銘柄だった場合は利益が期待できます。

トレーリングストップトレーリングストップとは、株価の動きに合わせて逆指値注文をリアルタイムに自動修正する機能を備えた自動売買のシステムを指す。

ロジャーパパさんの話をより詳しく聞きたい人はYouTubeチャンネル「ロジャーパパ米国株投資」へ!

取材・文/桑元康平 撮影/玉井幹郎 図版作成/山本さわ

※掲載している情報は4月25日時点のものです。

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