福利厚生の食事補助サービス「チケットレストラン」を展開するエデンレッドジャパンは、実質的に従業員の手取りを増やす効果があり、企業の税負担も抑えられる福利厚生サービスを「第3の賃上げ(※)」として定義し、それを広げていくためのプロジェクト「#第3の賃上げアクション」を展開している。
エデンレッドジャパンは、賃上げの実施状況や「第3の賃上げ」の満足度や効果を調べるため、「チケットレストラン」のユーザー企業を対象に実態調査を実施した。
※「第3の賃上げ」とは、福利厚生を活用した賃上げの手法のひとつで、同プロジェクトの造語。第1が定期昇給、第2がベースアップであるとしたら、実質的に手取りを増やすことができる福利厚生サービスを活用した賃上げは、「第3」になるのではないかとの着想から「第3の賃上げ」が誕生した。「第3の賃上げ」として、福利厚生の非課税枠を活用することで実質的に従業員は手取りを増やすことができ、企業は税負担を抑えられる。
第3の賃上げのメリット、1位「実質手取りが増えるため従業員の満足度が高い」、2位「他社との差別化になる」、3位「賃上げよりも導入ハードルが低い」
「第3の賃上げ」を発表以降、賃上げの代替策・強化策になる「チケットレストラン」を「第3の賃上げ」として導入するケースが増えている。
そこで、ユーザー企業に対し、チケットレストランをはじめとする「第3の賃上げ」の賃上げ効果を知っているか聞いたところ、約6割(59.3%)が「よく知っている・ある程度知っている」と回答した。
続いて、賃上げ効果を「よく知っている・ある程度知っている」と回答したユーザー企業に対し、2024年度の賃上げの実施状況を聞いたところ、「実施した・実施予定」は72.1%となった。
「第3の賃上げ」の賃上げ効果を知っている企業も7割以上(72.1%)が通常の賃上げも行っており、賃上げの代替策として「第3の賃上げ」のみを行うよりも、賃上げと合わせてハイブリッドで行う企業の方が多いことが明らかに。
さらに、賃上げ効果が導入理由・継続理由になっているかと聞いたところ、「非常にあてはまる・ややあてはまる」と回答した企業は、8割以上(81.9%)にのぼっている。
チケットレストランをはじめとする「第3の賃上げ」のメリットは、賃上げ効果だけではない。企業規模を問わず少額でトライしやすいことや、会社からのメッセージ性が高くエンゲージメントや採用力アップに貢献することなどもそのひとつ。
そこで、各項目に対し通常の賃上げよりもどの程度メリットに感じるか聞いたところ、「非常にそう思う・ややそう思う」との回答が最も多かったのが「手取り増なので満足度が高い(87.0%)」で約9割に。
続いて、「他社との差別化になる(78.8%)」、「賃上げよりも導入ハードルが低い(75.2%)」についても約8割のユーザーがそう思うと回答した。
同社が昨年12月に実施した調査(※)によると、「第3の賃上げ」、いわゆる従業員の手取り額が実質的にアップする福利厚生の認知度は半数にも満たないことが分かっており、まだまだ少ないのが実情のようだ。
一方で、今回の調査では、「第3の賃上げ」を取り入れているユーザー企業の多くで従業員満足度が高く、採用強化につながることや、通常の賃上げよりも導入ハードルが低いことなどから、高い評価を得ていた。
あらゆる企業で人手不足がより深刻化する昨今「第3の賃上げ」として福利厚生をかしこく活用し、エンゲージメント向上や他社との差別化を図ってみてはいかがだろう。
※ エデンレッドジャパン「賃上げ実態調査」(調査期間:2023年12月27日~29日)
調査概要
調査名:「第3の賃上げ」実態調査
調査主体:株式会社エデンレッドジャパン
調査方法:WEBアンケート方式
調査期間:2024年4月22日~2024年5月10日
調査対象:エデンレッドジャパンが提供する食事補助サービス「チケットレストラン」のユーザー企業 278社
※出典:「エデンレッドジャパン調べ」
関連情報
https://edenred.jp/the3rd_chinage
構成/Ara