ライフスタイル、働き方、価値観などの多様化に伴い、一人ひとりの“自分らしさ”が重視されることが増え、また、不確かな時代に自分軸を持つことも求められている。では、次世代を担うZ世代の仕事観や“自分らしさ”についてどのように考えているのだろう。
ヒューマンホールディングスは、企業や団体に勤める20~28歳の男女1,000名を対象に「仕事観と自分らしさに関する調査」を行ったので、結果をお伝えしよう。
Q1.Z世代の「自分らしい働き方」は「ワークライフバランスを保つ」「仕事とプライベートをきっちり分ける」
「自分らしく働くとは、どのように働くことですか」という質問に対し、「ワークライフバランスを保ちながら働く(17.6%)」と「仕事とプライベートをきっちり分ける(13.9%)」が多い結果となった。
仕事・キャリア・自己成長・ウェルネス・環境意識・持続性・社会貢献・多様性などライフスタイルや価値観を形成する要素が多数ある中で、バランスの取れた生活を送ることを重視していることが伺える。
Q2.「職場に導入してほしいと思う働き方に関する制度」は「週休3日」が4割超え
「職場に導入してほしい、または、すでに導入済みで今後も維持してほしい働き方に関する制度」(複数回答可)は、「週休3日(40.9%)」が最も多く、次いで「副業・兼業の許可(26.7%)」「フレックスタイム(26.4%)」という結果に。
Q1の結果からもわかるように、限られた時間の中で公私ともにバランスよく充実させたい意向が強いことが推測される。
Q3.「副業」の意向は強いが、「複業」「起業・独立」は低い
「副業」「複業(パラレルキャリア)」「起業・独立」について、それぞれに対する意向を聞くと、「副業」に関しては「既に行っている(13.1%)」「出来るだけ早く行いたい(23.4%)」「いずれ行いたい(32.0%)」で、68.5%が好意的に考えているようだ。
一方、「複業(パラレルキャリア/本業を複数行う)」と「起業・独立」に対してはそれぞれ61.1%と64.3%が「行いたいと思わない」と回答している。