9割以上が舌下免疫療法の効果を実感!約7割が2年後の花粉症シーズンまでに治療の効果を実感
舌下免疫療法を始めたきっかけについて質問したところ、最多が「花粉症の症状が辛かったから(53%)」、次いで「花粉の飛散を気にせず過ごしたいから(41%)」「周囲の人におすすめされたから(30%)」「花粉症シーズンが来る度に、服薬するのが面倒だから(30%)」となった。
舌下免疫療法の効果を感じているか質問したところ、91%が「効果を感じている」と回答した。
さらに「効果を感じている」と回答した93人に、効果を感じ始めたタイミングについて質問したところ、「治療開始の翌年の花粉症シーズン(25%)」「治療開始から2年後の花粉症シーズン(43%)」「3年後の花粉症シーズン(21%)」と回答。
効果を感じている人のうち、約7割が2年後の花粉症シーズンまでには、治療の効果を感じられていることが判明。
(※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がある)
クリニックフォアでは、舌下免疫療法を開始した患者の多くが、1年目から効果(アレルギー症状の減弱)を実感しているという。
一方で、再燃(舌下免疫療法を終了した後に、アレルギー症状がぶり返してしまうこと)の確率を最小限に抑えるためには、最低3年程度、治療を継続することが推奨されている。
「舌下免疫療法の効果を感じている」と回答した93人に、舌下免疫療法をやってよかったと感じた点について質問したところ、最多が「花粉症の症状が軽減された(61%)」次いで、「花粉症を気にせず外出できるようになった(33%)」「仕事や家事、勉強などの自身のパフォーマンスが上がった(24%)」となった。
舌下免疫療法は、治療の適応可否を確認するためのアレルギー検査(血液検査)と、検査結果を踏まえた初回の薬の処方は対面診療での受診が必須だが、経過が安定している継続処方の場合、「オンライン診療」の活用が可能。
クリニックフォアの「オンライン診療」の場合、どこからでも、スキマ時間でスマホ・PCから受診が可能で、薬は自宅に配送される。
舌下免疫療法を行ったことがある人102名に、受診方法について調査したところ、55%が「オンライン診療を活用している」と回答。この結果から、2人に1人が舌下免疫療法を「オンライン診療」で受診していることがわかった。
舌下免疫療法をオンライン診療で受診している56名に、オンライン診療活用のきっかけについて質問したところ、最多が「自宅に薬が届くのが便利だから(48%)」次いで、「オンライン診療で即日予約できたから(41%)」「オンライン診療に興味があったから(38%)」「医療機関での待ち時間を避けたかったから(36%)」という結果に。
この結果から、舌下免疫療法は数年にわたり定期的な受診・薬の処方が必要な一方で、医療機関への通院や薬局で薬を購入する際の待ち時間、医療機関の予約の取りにくさなどを避けるために、オンライン診療を活用していることが伺える。
最後に舌下免疫療法の経験者102名へ、舌下免疫療法をやってよかったかどうか質問したところ、9割が「やってよかった」と回答した。
調査概要
調査名:舌下免疫療法に関する実態調査
調査対象:花粉症の男女751名
調査期間:2024年5月2日~2024年5月5日
調査方法:インターネット調査)
※「クリニックフォア調べ」
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
クリニックフォア・医師からのコメント
「舌下免疫療法」は根本的な体質改善を行い、花粉症の症状の大幅な改善が期待できる治療法です。現在、子供の花粉症も年々増加していますが、本治療は6歳以上の小児も治療が可能です。(※)
本治療は、数年にわたって定期的な通院・お薬の処方と、毎日の服薬が必要な治療になるため、治療継続にハードルを感じられている方は特に、オンライン診療の活用などライフスタイルに合った方法で治療に取り組んでいただくことをおすすめします。
(※)対面診療は、6歳以上が可能。オンライン診療は、原則18歳以上、10歳以上は保護者の同意のもと可能です。
また、今回の調査結果では、舌下免疫療法について花粉症の人の約2割が「治療名を知っているが、治療内容までは知らない」、約4割が「全く知らない」という結果になりました。正しい知識を身に付けていただくために、解説したいと思います。
■治療開始時期は、花粉の飛散が終わる5月・6月頃がおすすめ!
舌下免疫療法は、花粉症の原因物質(アレルゲン)を少量ずつ摂取する治療方法です。そのため、花粉飛散シーズン(1月~4月頃)に開始してしまうと、花粉症を発症している(アレルゲンに対して体の反応性が過敏になっている)中で、アレルゲンをさらに摂取することとなるため、症状が悪化する可能性があります。
また、治療を開始してから効果が出るのに時間がかかるため、できるだけ早めのスタートをおすすめします。
そのため、花粉の飛散シーズンが終わる、5月末頃から6月の開始がベストタイミングです。遅くとも12月までであれば、治療を開始できるため、関心がある場合は、早めの医療機関への相談がおすすめです。
■治療がおすすめな人
下記にあてはまる人は、舌下免疫療法を検討してみてください。
・花粉を気にせず日々を過ごしたい方
・花粉症のお薬を服薬していても症状が辛い方
・花粉症薬を服薬すると副作用で眠くなっていまい、仕事・家事・学業に支障がでている方
・花粉飛散シーズンの服薬の量を減らしたい方
・将来妊娠を希望していて、妊娠・授乳時には花粉症薬を服薬したくない方
花粉症においては、症状を緩和するための対症療法的な治療が一般的ではありますが、「舌下免疫療法」も花粉症治療の選択肢のひとつとして知っていただきたいと思います。治療を検討されている方は、まずは医師に相談してみてください。
関連情報
https://www.clinicfor.life/telemedicine/pollen-allergy/
構成/Ara