JALは2024年5月30日より、地域と都市をつなぐオリジナルのマッチングプラットフォーム「JALふるさとむすび」のサービスを開始した。
いつの日か「ただいま」といえる場所へ新しい人流を形成
この「JALふるさとむすび」は、人材を求める地域の自治体や事業者がさまざまなプログラムを企画・募集。一方で移住にまで至らずとも、都市部に暮らしたまま地域課題の解決にチャレンジしたいという都市生活者が、求めるコンテンツを探して地域と出会い、お互いのニーズを結ぶことができるマッチングプラットフォームだ。
各種プログラムは、それ自体が旅の目的とも成り得るような地域を体験できる情報を取り揃えており、地域の人々との温かい触れ合いが、いつの日か、ただいまといえる「ふるさと」になる場所への新しい人流を形成して、「関係人口(※)」の創出につなげていくという。
※「関係人口」とは、観光で一度行くだけの「交流人口」や、その地域に住む「定住人口」ではなく、地域と継続的かつ多様な形で関係を持つ人を意味する。
■エリアやコンテンツ、期間や予算など検索機能を活用してプログラムを見つける
「JALふるさとむすび」において、ユーザーは自身のニーズにあったエリアやコンテンツ、期間や予算など検索機能を活用してプログラムを見つけることできるほか、特集記事「JALふるさとむすびMAGAZINE」や移住体験談などのコラムから自身に合う地域と出会うことも可能だ。
これらの機能で見つけたプログラムに対し、詳細を相談できるメッセージ機能によって地域の方とのコミュニケーションが生まれ、実際に参加することで地域とつながり、滞在後のフォローアップなどを通じて「新たなふるさと」が生まれる。
また、プログラムオーナー側で用意する予約サイトとオンラインで完結する申込機能も備えている。
一方、プログラムオーナーは、掲載した募集コンテンツのPV数などがレポート化され、提供されるオリジナルのダッシュボードからデータ分析を行い、さらにプログラムをブラッシュアップすることができる。
JALは令和4、5年度に農林水産省「農山漁村発イノベーション推進事業(地域活性化型)」を活用し、「JAL農業留学」「JALふるさとワーキングホリデー」などの取り組みを実施。
地域への移住や就農を希望する方々に向けて、農作業などを行う地域体験研修を提供してきた。「JALふるさとむすび」は、この実績と経験が形になったものだ。
■「JALふるさとむすび」の参加条件
(1)プログラムに参加するユーザー
・JALマイレージバンク会員の登録が必要。登録は無料。
・参加条件や費用などは、各プログラムにて確認。
(2)プログラムオーナー
・プログラムの掲載には費用が発生します。
・掲載に際して、各種手続きや条件があります。
・掲載受付開始日:5月30日(木)10時~
関連情報
https://furumusu.jal.co.jp
構成/清水眞希