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世界でニーズが拡大しているペットシッター、日本でも浸透するのか?

2024.06.02

東京都調布市にあるペットシッターサービス『Love Animal Japan』とは?

日本ではまだ広く普及しているとは言い難いペットシッターですが、アフターコロナで外出機会が増えたこともあり、近頃はペットホテルと併せてペットシッターを検討する人も増えはじめているとか。

ホテルや動物病院に預けるよりもシッターの方が向いているかどうかは、ペットの性格やサービス内容の充実度、料金などによって変わるので、一概にどちらが良いとはいえません。

独自のサービスが人気の例として、東京都調布市にある『Love Animal Japan』は、全国でも珍しい動物病院と提携しているペットシッターです。ペットに気になる様子がある場合はシッターさんが動物病院と連携を取り、無料で動画による診察を行ってくれるため、いざというときも安心できるのが魅力です。

同施設では有資格者による訪問動物看護・介護サービスも展開しており、きめ細かな気遣いや充実したサービスで多くのリピーターさんから支持されています。

【Love Animal Japan】
東京都内を中心に、ペットシッターと訪問動物看護・介護サービスを展開中。犬・猫をはじめ、うさぎやフェレットなどの小動物も対応。提携動物病院との連携による動画診察や、愛玩動物看護師(国家資格)保有のオーナーによる的確な対応が特徴の人気施設。

※2024年5月現在は新規受付停止中です

ペットシッターを利用するメリットや注意点について『Love Animal Japan』さんにお話を伺ってみた

ここからは、Love Animal Japanの代表・藤塚さんに、ペットシッターを利用するメリットや注意点について伺ったお話を紹介します。

――ペットシッターのサービスをはじめたきっかけを教えてください。

もともと動物病院にて動物看護師(※)をしており、終末期獣医療において在宅でご家族に寄り添うサービスを必要と感じておりました。そのため、起業時は訪問動物ケアが中心でした。

終末期の子達が虹の橋を渡り、しばらくすると多くのお家では新しい動物を飼いはじめます。すると、「飼い主の留守中、Love Animal Japanさんで新入りの〇〇ちゃんの面倒を見ていただけませんか?」というお話をいただくようになり、ペットシッターサ―ビスを行うことになりました。

先代の子の思い出がたくさん詰まったお家で新しい子のお世話をさせていただくことには、スタッフ一同、喜んでおります。元気な子も、そうでない子もしっかり見守り、安心しておうちの方がご不在にできる環境を提供したいと考えております。(Love Animal Japan代表・藤塚さん)

※2013年当時は国家資格制度はありませんでしたが、2019年に法制度が変わり国家資格化しました。愛玩動物看護師は名称独占資格ですが2023年に私も愛玩動物看護師の国家資格を取得しましたのでこの文章においてもそのように記載しております。

――家族としてペットを大切にしている方が、ペットシッターを利用する1番のメリットはどのようなことですか?

ワンちゃん以外の小動物さん(猫、うさぎ、鳥、チンチラなど)は環境が変わると、おしっこが出なくなったり、ご飯を食べなくなったり、便秘をしたりと、体調に異変をきたす子が多いです。ですので、いつもの環境で留守番できるのは最大のメリットではないでしょうか。(Love Animal Japan代表・藤塚さん)

――旅行やお出かけの際、ペットシッターを利用するかどうか悩んでいる方に向けてアドバイスや注意点はありますか?

飼い主さんに知っておいて欲しいことは、ワンちゃんにとって飼い主と離れて留守番をすることはとても辛いということです。可能な限り一緒に旅行して、楽しいこと、嬉しいことを共有してあげましょう。

どうしても一緒に行くことができない場合はひとりぼっちにならないよう、ケージレスホテルなど、ワンちゃんが散歩以外にも楽しめるプログラムがあるような場所でお泊まりするのもとても良い方法だと思います。

ペットシッターは新規参入しやすい業界なので、正直に申しまして、いろんなシッターさんがいらっしゃると思います。まずは人同士のコミュニケーションです。実際に会って、「この人になら鍵を預けてもいいな」と思えるシッターさんと出会えると良いですね。シッティングをお願いしたい動物の知識と経験、(ワンちゃんであれば犬種など)がどのくらいあるかを尋ねても良いかもしれません。

災害、急病、事件に巻き込まれた時など、万が一の際の対応方法も確認しておいた方が、いざというときに安心です。

また、最近無許可・無届のペットシッターさんが見受けられます。何かあったときに行政で対応できないので、必ず都道府県が「動物取扱業登録証」を発行している業者さんにお願いするのが吉だと思います。(Love Animal Japan代表・藤塚さん)

――ペットシッターサービスを利用されたお客さまからいただいたお声で、特に印象に残っているものがあれば教えてください。

「動物看護師さんならではのキメの細やかな配慮や、ケアでとても安心して旅行に行くことができた」
「動物病院提携なので、旅行中にペットの体調変化があっても無料の遠隔診療で獣医さんに見てもらうことができたのがよかった」
「動物行動学を熟知しているスタッフさんの安全配慮が素晴らしかった」
「飼い主が帰ってきても、いつもと変わらない姿でいてくれてホッとした」
「『シッターさんの方が僕より△△(ペットのお名前)を遊ばせるのが上手でちょっとヤキモチ』と、夫がジェラシーでした。」

…など、多くのお声をいただいております。(Love Animal Japan代表・藤塚さん)

ペットシッターは日本でも普及するのか?

「家の中に知らない人を入れるのが嫌」「プライバシーを守ってくれるか心配」など、日本ではまだまだ懸念の声もあるペットシッターサ―ビス。他人を自宅に招く文化があまりない日本で浸透していくかどうか、今後の動向に注目が集まっています。

個人的には動物病院やトリミングサロンなどと同じで、良い悪いは相性やポリシーの違いが大きいと思っています。気になったらまずはお話を聞いてみて、自分の考えやペットの性格とマッチするか確かめてみてはいかがでしょうか。ペットは自分の希望を伝えられないので、彼らのことを熟知している飼い主さんが心から納得できるかがポイントになるでしょう。

数時間や数日とはいえ大切な家族の命を託すわけですから、知識と経験のあるプロのシッターにお願いするのも1つの選択肢。旅行や長時間のお出かけの際は、動物病院の預かりやペットホテルと併せて、ペットシッターを検討してみてはいかがでしょうか。

取材協力/Love Animal Japan|株式会社 HAB PLUS
Web
Facebook

文/黒岩ヨシコ
編集/inox.

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