自炊の際は、手間や時間をかけたくないという人は多いはず。そんなニーズを叶えるアイテムの一つが「キッチンハサミ」だ。諸外国ではまな板を使用せず、ナイフやキッチンハサミでカットしそのまま鍋や器に入れて調理をする「空中料理」が浸透している。
そこでコクヨはこのほど、週に1~2回以上自炊する20代~50代の男女890名を対象に、『キッチンハサミと料理に関する意識調査』を実施し、その結果を発表した。
約80%以上が具材を切る際に包丁を使う「包丁大国ニッポン」
まず、具材を切る際に、包丁とキッチンハサミのどちらをよく使うかを聞くと、包丁をよく使う人(72.7%)がキッチンハサミを使う人(11.0%)に比べ、60%以上多い結果になった。キッチンハサミも併用しながら包丁を使う人を合わせると、約8割以上となり、日本は「包丁大国」であると言える。
さらに、具材を少し切りたいときに、包丁とまな板を出すのが面倒だと思ったことがある人が、77.3%という結果となった。具材を切る際に包丁を使う人は約8割以上だが、実は包丁とまな板を出すのが面倒だと思っている人も多いことがわかった。
「包丁大国ニッポン」にもかかわらず、約3人に2人がまな板を使用せずキッチンハサミを使用して調理する「空中料理人」であることが判明
改めて、包丁に加えてキッチンハサミも使用して料理したことがあるかを聞くと、66.9%の人が経験ありと回答した。つまり、約6割の人が、まな板を使用せず、キッチンハサミでカットしそのまま鍋や器に入れて調理をする「空中料理」とは知らないうちに「空中料理」を行っていることが判明した。
そこで、空中料理経験者595名に、こだわっていることや工夫していることを聞くと、「包丁で切りにくいものを切る」「時短になる・タイパが良い」「スペース効率が良い・スペパが良い」「衛生的に使える」と、キッチンハサミを使うメリットが見えてきた。